ディキシーとラグタイムの違い????
面白談話より抜粋
↓↓↓↓
●ラグタイム・オーケストラですか!
僕は西宮出身で、神戸ジャズストリートで
ニューオリンズ・ラスカルズを観たことはあるのですが、
ディキシーとラグタイムは違いますよね、
大変興味深いです。
アレェクスェイさんのピアノは鮮烈に印象に残っています。
また拝聴したく思っております。
メール頂きまして、嬉しいですよ♪
◎RAGTIMEMA
ニューオリンズ・ラスカルズを御覧になったのですね。
我々も関西へ行く度にバンド演奏へお邪魔させていただいております。
しかしながら、神戸ジャズ・ストリートは未体験です。
いずれこれに合わせて関西ツアーを組まないとですね。
ところで、ディキシーとラグタイムは違いますね。
ラグタイムはシンコペーションを沢山含む2ビートの楽曲、
ピアノで言うと、左手の伴奏が西洋の和音から構成されており、
右手のメロディーが黒人的リズムで繰り広げられます。
ディキシーは白人が奏でた初期のジャズで
それに対抗するかの如く存在していたのが
黒人が奏でたニューオリンズ・ジャズです。
ラグタイム譜として残っているディキシー・ソングは実に沢山あり、
イントロ、ヴァンプ、ヴァース、コーラスと
ラグタイムとほぼ同じ構成で書かれています。
ディキシー・バンドはピアノ、ベース(チューバ)、ドラムス、
クラリネット、トランペット(コルネット)、トロンボーン、
バンジョーという7人編成が基本的です。
ラグタイムとの大きな違いは
譜面に頼らない自由形式の演奏だったということでしょう。
ニューオリンズ・ジャズも同じ構成ですが、
奴隷解放された黒人やクレオールが奏でたことから黒人的要素が強く、
クラリネット、トランペット(コルネット)、トロンボーンの3管が中心となって、
集団即興演奏を繰り広げることが大きな特徴、
ルイ・アームストロング、バンク・ジョンソン、
ジョージ・ルイスなどが奏でた演奏が正にそれであり、
後のシカゴ・ジャズとは異なります。
つまり、簡単に申しますと
ラグタイムは譜面に書かれた世界初のポピュラー・ソング、
ディキシーは白人が奏でた初期のジャズ、
ニューオリンズ・ジャズは黒人が奏でた初期のジャズということになります。
私の研鑽生活は今日も続きます。
貴重な情報誠に有難う御座いました。
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:11/10 15:07 最終更新日:11/10 15:07
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