ドヴォルザークの声楽曲
教会音楽、カンタータ、オラトリオ
●スターバト・マーテル 作品58、B.71
ソプラノ、アルト、テノール、バス、合唱、オーケストラ
1875年9月、ドヴォルザークは長女を失う不幸に見舞われた。
彼は1876年2月にこの曲に着手し5月には
スケッチを完成させたが、
他の仕事に手を取られてこの作品は棚上げにされていた。
ところが、1877年8月に次女を、9月に長男を相次いで失い、
彼らの冥福を祈る意味でこの作品に再び向かうと、
11月13日にはオーケストレーションを完成させた。
全10曲中アレグロで書かれているのは、
終曲の後半のみで、あとは全て緩徐な曲である。
また、10曲中4曲が長調の曲であり、
深い悲しみを克服し穏やかな平安を得ようとする
真摯な祈りに満ちた作品となっている。
初演は1880年12月23日、
プラハ音楽芸術家協会の定期コンサートに於いて
アドルフ・チェフの指揮により行われた。
悲しみの念をきっと長調で表現しているのでしょうねぇ。
私の研鑽生活は今日も続きます。
今日も一つお利口さんになりましたとさ。
めでたし、めでたし!!!
裕美・ルミィヤンツェヴァ
作成日:02/19 04:50 最終更新日:02/19 04:50
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