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エレキソプラノ

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終わりました、コンクール♪
ひゃっほー←少々壊れ気味

今回のコンクール、何ともラッキーな事に、一緒に出場するお嬢さんが車を出してくれたんです!!
美人な女優さんで、車の運転が大好きなんですって。

今回の会場は比較的ゆっくり時間を取ってくれていて、一応10分くらい発声可能でした。ただ、急に声出したらいつもと反響音が違うので、頭がこんがらがりそうになりましたが・・・。(朝、先生の家で発声済み)

さて、コンクールは声楽前半7名。後半はアンサンブルを含めて4名。うち男子1名。
私は前半のトリの前。トリは同じお教室の彼女でした。

前回の失敗を踏まえて、今回の一大ミッションは「絶対に音を外さない事」です。どんだけダメな奴かと思われるでしょうが、去年は人生で初めて、派手に音を外したのです。その後は取り返したものの、あれほど悔しい思いはしたことがない(涙)

と言う訳で、今回も狂いそうになるのを押しとどめ(苦笑)どうにか最初、成功!最初が狂ったら聞いてもらえまへん。
歌ったのは去年と同じ「Pace, pace, mio Dio」というヴェルディの運命の力のアリア

面白い事が起きたんですよ。
出だし一番重要な所
Pa………ce…
 ↑
まさにこのあたりでですね、照明が消えたんです。
ほら、今年の夏は節電だし?何かの演出かしらん?
とあまり気にも留めずにずんずん歌いました。

薄暗い方がレオノーラのシーンと合うし、前の人が歌っている時から、悲劇のヒロイン、レオノーラになりきってしまっていたので(大げさだけども)、もう勝手に運命のいたずらに悶えておりました(苦笑)そのために、ドレスも真っ黒クロスケにしたのです。
最後に感極まって手を上げていたらしいです。
無意識過ぎて覚えてませんが…わざわざ聞きに来てくれた会社の同僚(メタル好き)が気に入ってました(爆)

さて、終わって自分の席に戻ったら照明が戻りまして。
次のお嬢さんはリューのアリア。それらしい演出をするものだ、と感心していたらなかなか始まらない。
しばらくして

「先ほど、落雷がありました関係で停電いたしました。現在は予備電源で復旧いたしましたが、演奏中の方には大変失礼いたしました」

・・・・は?誰の事?

んっ?・・・・ああっ、私ですか!?
台風に関しては全く心配していなかった私、台風は避けたが、雷を落とすとは。もうその場にいた私を知る人はお腹がよじれるくらい笑いをこらえてました。腸ねん転になっても知らないよ!っていうくらいに(^^;
それで命名、エレキソプラノ
超晴れ女ですが、雷神が舞い降りたのは人生初です。

頂いた講評にも
「よくあのアクシデントで歌い切りました!」
と絶賛されてしまいましたが、いや、えっと、スミマセン…演出か節電か何かと思ってましたの・・・
まぁ、暗くなったからって演奏を止めるわけにはいかないし、レオノーラは「歌わせろ」と言ってたような気が。(ナニゲに凶暴なレオノーラ?)

ピアニストの先生は後に「楽譜が見えなくなって焦った」とおっしゃいましたが、でも「結局、私たちは演奏を止めることはできない」ともおっしゃってました。…先生、暗譜してらしたんですね。すごいなぁ。

2年越しのレオノーラ。
運命を感じたアリアだったと思います。これを歌うまではこの最高音「シ」はあまり出ない音だったんです。それがこうやってどうにかコンクールに出せるまでになって今はやっと練習でなら「ド」が出る。(さすがに発表会には出せません)

全体的に重めで下がり気味な調子のなかではあったけれど、今年は17日の発表会をもってレオノーラとはしばしお別れです。(ヴェルディ歌いすぎ)

次は何を歌おうかなぁ。

 ソプラノ オペラ∩声楽曲


日付:2011年09月05日

39件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Mariaさん
コンクールお疲れ様でした!
ぜひあの場にいて観たかったです。
あの週末の天候は異常でしたね。
「運命の力」じゃないけど時々、人生に何度かとなく思わぬサプライズをくれるんですよね。。
こちらも色々波乱万丈でしたが、思わぬサプライズがありました!
私も今からレッスン行って参ります!!

2011年09月05日 14時12分29秒

Shigeru Kan-no

何が起こっても幸運を祈る!

2011年09月05日 17時55分10秒

シャルル

マリア様ではなく、雷神を降臨させたとはさすがです。
もしかしたらテノール王子に風神の力があるかも。
念のため聞いてみてください。

ところで、「エレキソプラノ」、気に入っていただけました?(^^)

2011年09月05日 22時11分58秒

つきのみち

Mariaさん、

コンクールお疲れ様です!!
雷が落ちても歌いきるって、すごい精神力と集中力ですね!!!!
先生ともどもすばらしいです〜〜〜
今度機会があったら聴かせてくださいね♪

2011年09月05日 23時14分03秒

Maria

あみーなさま

本当に、サプライズは思いもしない時にやってきますね。
ただ、私の場合は全く気が付かなかったというサプライズでしたが(笑)
会場を出たら真っ青な晴天だし、落雷なんて嘘じゃないの?と思いましたが、良い経験に(多分)なったと思います。
あみーなさまのサプライズは何だったのでしょう?
レッスン、頑張ってください(^^)

2011年09月06日 12時19分00秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

ありがとうございます!
アクシデントにしてもサプライズにしても、全部、自分に必要な事だろうと思いますし、またこれを糧にしてチャンスに変えていけたらいいな〜、とお気楽に思っています。

2011年09月06日 12時20分52秒

Maria

シャルル王子

おぉ!エレキソプラノ、命名のご本人様よりのコメント♪
ありがとうございます。今後使わせていただこうと思っています(^^)
クリスチャンなのに雷神連れてきちゃって、どれだけ・・・。あ、聖ヤコブ(ヨハネのお兄さん)は雷の子とか呼ばれていたような気がするけれど。
ちなみに、会社の同僚は無意識で最後の方にやらかした腕上げ演技がたいそうお気に入りだそうで、週明けからずっとマネされています(^^;
ちなみにテノール王子は強烈な曇り男です・・・(涙)

2011年09月06日 12時29分28秒

Maria

つきのみちさま

ありがとうございます。
・・・でも、私は、全く気が付いていなかったという間抜けですから、これがもし地震とかだったら状況が違ったのかもしれませんね。。
ピアノの先生は、本当に、私には勿体ないくらい素晴らしい伴奏を弾いて下さるので、安心でした。それも良かったのかもしれませんね。
クラシックなおうち@赤坂などでお会いしたいですね♪

2011年09月06日 12時32分08秒

Shigeru Kan-no

毎晩幕を開けるウィーンなんかは何時どこで何が起こるかわかりませんからね。もちろんぶっつけ本番だけですからもうその前にすべての経験をつんでいないと恐ろしいことになりますね。

2011年09月06日 16時23分53秒

Mariaさん
すごい集中力ですね。私自身にはそんな経験は有りませんが、もし出くわしたらパニックでしょうね。

学生時代のオーケストラで、演奏会でコンマスのヴァイオリンの弦が切れても弾ききった人(先輩です)を見て、すごい!と思った事を思い出しました。

2011年09月06日 19時42分41秒

Shigeru Kan-no

ウィーンの歌劇場は良く演奏中にコンマスの弦が切れますよ。次から次へとヴァイオリンを後ろまで交換して末尾の人だけがピットの外に出て行って演奏中に弦を交換してまた入ってきて演奏に参加します。いつも新しい弦を張るのは定期とかCD録音・演奏旅行のときのみといってましたね。

2011年09月06日 22時15分49秒

Mariaさま

私のサプライズは、ボローニャ歌劇場「清教徒」で代役が、前から是非聴きたかったシラクーザ氏になった事です!

2011年09月07日 04時33分26秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

確かに、それなりの舞台に上がると言う事は、それまでにいくらか経験を積んでいないと、あまりにもリスキーですね。それよりも、それ以前に突然声がかかる事もないでしょうけれど・・・。

コンマスのヴァイオリンの弦が切れちゃってもゆうゆうとしているあたりは、やはりそれが普通なのでしょうね(^^;
さすがにそういった場面には私は出会ったことがありませんけれど(^^;

2011年09月09日 13時12分57秒

Maria

OJさま

こんにちは^^
コメント、ありがとうございます。
今回のアクシデントは、歌っている本人はあまり気にならなかったのです(笑)自分の中のイメージは暗いシーンで、暗い方が歌いやすいくらいの曲だったのです。審査員の先生方は不意打ちの暗がりに慌てていたらしいですが、講評を書くのに書きにくかったと思います…。
もし、これが歌ではなくてピアノとか弦楽器とか、楽器だったら慌てたのかもしれませんね。(鍵盤が急に見えなくなるのは確かに怖いですよね)
それにしても、先輩さんは素晴らしいです。弦が切れてしまったら、さすがに私は演奏を続けられないような気がします。。

2011年09月09日 13時19分48秒

Maria

あみーなさま

「清教徒」、代役決定されたのですね!
しかもシラクーザさまとは!!
おめでとうございます♪
ちょうど出張になってしまって行けないのですが、楽しんでらしてください。
いいなぁ〜(^^)

2011年09月09日 13時22分20秒

Shigeru Kan-no

ウィーンの歌劇場は観光産業で食っているので毎晩幕を開けますから毎晩出場します。休暇はありますがザルツブルクやコンサートやその演奏旅行入れるとそれでも年に300回優に越すでしょう。知っている限りでは、こなし切れないので彼は一番出番の多い日曜日には1日で4回も本番しますね。まず朝の教会のミサの伴奏、定期演奏会、オペラのダブルヘッダーの午後の部と夜の部。更にそこにCD録音やヴィデオ撮影が入ると恐ろしきカオス状態です。

2011年09月09日 16時58分12秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

うわー・・・
本当にカオスな感じですね。
個人的には教会のミサでの演奏、是非聞きたいです。何と贅沢なんでしょう。
あ、(一応)クリスチャンなので・・・。日本だとパイプオルガン率も低いですし、足踏みオルガンがあれば十分な状況ではありますが(^^;
でも、それだけ活躍の場があると言うのも、素晴らしいですね。

2011年09月12日 11時10分12秒

私は元々、ドンチャカ賑やかなフルオケが好きな方ですが、最近はリコーダーレッスンを始めた事もあり、バロックや古楽器の演奏も聴かせてもらうようになってます。

昨年イタリアへ旅行した時、オルビエートの教会でミサを聴く事ができ、何という音響かと、思わず身震いをしました。日本では中々そのような場所を見つけられなくて、、、

2011年09月12日 13時27分21秒

Shigeru Kan-no

ミサは誰でも入れますよ。ホッホブルクの奥の教会でやっています。

オペラは原則として練習無しなのでぶっつけ本番です。従ってもう既に他の劇場で散々やった経験がないと到底無理ですね。それでも年に20回だけオケとの練習がありますが、ほとんどがプレミエに使われるのでレパートリーの練習をしている暇はありません。プレミエは年に10本出すのかな?毎月ですね。オペラ一曲に付き平均2回しか歌手とオーケストラの練習がありません。もう歌を覚えている暇ないですね。演技だけ合わせます。マーシャリンや椿姫をすぐ演技して歌える歌手が常時数人以上ウィーン中にたむろして緊急の出番を待っています。あそこは世界で一番超過密状態でしょう。

2011年09月12日 17時24分36秒

ミサで思い出しました。数年前に友人とモンマルトルの丘の上まで上って、
サクレクール寺院にこっそり入り、聖歌を聞かせてもらいました。パリ旅行で一番印象的な思い出になりました。

舞台や、演奏会のハプニングはつき物です。
学生時代、声楽の試験があり、同級生が歌詞を度忘れしたようなんですが、こちらは全く気づかず、でも先生は笑いをこらえていて、何でだろう思ったら、適当な歌詞をつけながら、歌いきってました。
歌詞が違うので、先生方が笑いをこらえていた理由を教えてくれました。。
(間違わないのは当たり前ですが、お客さんにわからないようにごまかして演奏中断を回避して歌いきったのはすごいです。

2011年09月14日 03時34分35秒

Shigeru Kan-no

ウィーンは歌っている最中でも歌詞間違うと立見席からブーイングが飛びますね。世界で一番恐ろしい歌劇場です。

2011年09月13日 04時09分35秒

Maria

OJさま

教会の音楽はなかなか奥深いですよね。
私はカトリックなので、カトリック教会死か分かりませんが、東京や神奈川にも(一応)大きい教会があり、そこにはパイプオルガンがあります。(神奈川は横浜、東京なら田園調布、四ツ谷、関口には少なくともあったはず)
四ツ谷の教会はよくオルガンコンサートとかやってます(無料または少し寄付的金額)
ただ、音響は微妙な所もあるかもしれませんし、イタリアの教会には負けるかもしれません。。
イタリアの教会は本場ですから、それもう羨ましいほどです。声が透き通って行くと言うか、反響音も素晴らしいですよね。

2011年09月13日 13時03分48秒

昨年訪れたピサの斜塔の向かいにある洗礼堂の音響が素晴らしかったです。一人の声が素晴らしいハーモニーになるんですね。ここにパイプオルガンがあると、すごんじゃないか、と思ったりします。やはり石とガラスという建物の構造が木材中心の日本と違っているんでしょうか。

横浜のパイプオルガンのある教会を探してみます。たまに訪問する厚木のカソリック教会には確かなかったと思います。(聞いてみよっと)

2011年09月13日 13時22分32秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

ウィーンに行くことがあったら絶対行きます!
ちょうど海外に行っていた頃はまだ仏教徒で惜しいことをしました。もう海外に行くのも終わりの時期にフランスで洗礼だったので、海外の教会でのミサは1回だけです(しかも洗礼式)

確かに、超過密スケジュールでは、演出家によって、演技を合わせる程度でしょうね。
もうここまで来ると、演技も歌も自分の物になっている以外は考えられないですね。

劇団四季も似たような感じだと聞いたことがあります。誰誰はこれとこれをやった事があるとなると
前日に連絡が入り、そのまま新幹線に乗って、当日公演。
ココの場合は演技が決まっているそうで、演技も覚えておくそうですが(^^;

2011年09月13日 14時10分05秒

Maria

あみーなさま

サクレクール寺院!聖歌が聞けたなんて羨ましいです〜。
フランスはカトリック信者さんが多いので、あちことにゴロゴロ教会がありますよね。しかも大きくて綺麗な教会が。あの雰囲気での聖歌隊は天使かと思いますね(実際はおじちゃんだったりしますね^^;)
パヴァロッティ様もイタリアで子どもの頃は聖歌隊にいらしたという噂を聞いたことがあります。(実はお父さんだという噂も)

同級生さん!以前、私も似たようなことをやらかしました。Vaga luneを歌っていて、2番目の歌詞が頭からするりと抜け落ちて、1番をエンドレスに・・・おわる2小節前で気が付いて2番に戻したという・・・
でも、同級生さんが素晴らしいのは、適当に歌詞が付けられたことです!私だったら母音でごまかすしかない感じですね(笑)

2011年09月13日 14時19分24秒

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