さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

鈴木氏がバッハのカンタータ全曲録音しちゃったようですね。

おお、さすが根気強く続けてられてましたもんね！

ガーディナーも全曲してるのかな。

ガーディナーはまだ終わっていないでしょう。師のコープマンもまだ終わっていないのかな？後はヘレヴェッへとか全部やってくれると良いですね。リリングは80歳になったので今シーズンで指揮活動引退です。

京都バッハの指揮者はリリングから師事を受けましたが、もう８０歳になられたのですねぇ。

切が無いので辞めるようですね。もうバッハアカデミーは辞めていますね。今年から別な指揮者が就任しました。

僕もゲッヒンガーのテノールパートに入って良く歌っていました。あそこはアマの合唱も凄いのですね。土曜日の午後の3時間だけ一回の練習で日曜日のカンターター1曲やってしまいます。何年間か付き合いました。

それ、本当にアマですか！？

カンタータの物にもよりますが
個人練習というか、
その曲にたいする情報の共有度合が
相当一致していないと、
できないことですよね。。。

実はテノールだけ少ないので数人ゲッヒンガーが入っています。でもゲッヒンガーそのものがプロではなくてセミプロ。給与が平均8万円だから食っていけないですね。他の声部はアマ。とは言っても彼らは毎年定期的に受難曲やクリスマス・オラトリオは歌っています。平均一曲に付き十数回かな？カンタータも同じ番号を過去に1・2回は歌った事があるみたいね。シュトットガルトに住んでカンタータ歌う気さえあればほとんどどの教会でも飛び入りで参加されてくれますね。僕もリリング以外もやった事がありますが歌う環境が全然違うんですね。

その環境、本当にうらやましいです。

どうにかして日本にその環境に近いものを
作れないでしょうか〜。

クリスチャン人口が増えるしかないかなぁ・・・。

日本はクリスチャンの人口が1％ですが、クラシック音楽の人口も同じ1％ですね。普通の人は宗教＝スキャンダルで嫌がりますね。

ここもみんなそんなに宗教に熱心なわけでは無いですね。みんな日曜日の礼拝の説教にうんざりしていることは確かです。牧師でさえも何か楽器やってて、リリングのアマチュアコーラスで必ず歌ってて説教は何時も副牧師の係りでしたね。ここの僕に知り合いの二人の女牧師も同じで一人は何時もギターでたまにうちのコーラスで歌う、もう一人はテナー彫るんでよく家のポザウネンコアに教会の壁の違いを超えて練習に来ています。こちらも人数が多くなると音も良くなるので歓迎です。

今ラジオで言っているけどバッハの同僚のテレマンのカンタータって膨大な量があるんだね。総計1700曲だって！バッハの200曲やるだけでも数年がかりで大変なのにこう言う土壌があって始めて牧師も誰もみんな楽器やりたがるのでしょう。

まだ音楽があるから、つながっていられるのでしょうかね。。。

それも不思議なことですね♪

テレマンまではまだ手がつけられてないです。。。
どんな楽曲なんでしょう♪

テレマンの楽曲は全部で数千曲と言われていますね。ハウスムジークと言われている様に編成が小規模で演奏が容易です。ライブチヒのトーマスカントアのときはバッハと志願を競り合ったのですね。バッハに比べるとどっちかと言うと曲は古め。シュッツやパッヘルベルに似てますね。彼らの作品も凝っていないので演奏が容易です。こう言うの掘り起こせば無数にここにはあるのですね。今でも時々教会音楽の委嘱は行われています。

なるほど、和声としては
そこまで凝っていないというわけですか。

そちらの楽譜屋さんのガレージセールで
そういうのを探すのが楽しそう！

構成も単純ですよ。意外と殺風景です。

楽譜は余り中古でも楽譜屋では高いからほとんど買いません。音楽図書館で払い下げたの集めます。オイレンブルクのスコアで50セント、バッハの平均律で1冊1ユーロ、ミサ・ソレムニスの指揮者用の大スコアで2ユーロ。

というかここでバッハのカンタータなどをやりたい人は誰でもスコアと共にオケのパート譜まで音楽図書館に置いてあってCDも含めて自由に貸し出してくれるんですね。

いいですね！！！

日本には


ないですね。。。

昨日もエッセンとデュイスブルクの図書館に行ってきましたら弦楽四重奏曲のパート譜なんかも置いてありました。アマオケのパートフは良く置いてありますね。みんなアマの人が日曜日に仲間とやるんですね。シュトットガルトの僕の中の医者がそうだった。

と言うか昔シュトットガルトでアマオケやってたときのメンデルスゾーンやライネッケなどのパート譜が放送響の所有であのプロまでパート譜貸してくれるのにはびっくりしました。

自分の街にパート譜が無ければ隣街に行けばあるから貸してくれますね。僕もボンだけじゃなくてケルン、デュッセルドルフまで図書館を利用しています。デもっと意図返却期限が大変だけど。

ここは返却期限過ぎても怒られるのではなくて「料金」を取られます。払えば怒られることはありません。中には何ヶ月も返さない人もいてたまりにたまって文句言いながら数千円払う人もいますね。払わないと次から借りれません。

カンタータのパート譜はバッハアカデミーが所有してましたね。欲しい人は新品のヴォーカルスコア売ってくれますが、欲しく無い人はピアノの無い本当の「合唱専用のパート譜」を貸してくれます。自分は欲しくないのでいつも借りて演奏が終わったら返してましたね。

合唱のパート譜は昔音大で捨ててあったのを持っていますが、「天地創造」や「魔弾の車種」だったです。ショスタコーヴィッチの13番や「ステンカ・ラー人の処刑」ドイツ語で歌ったときにも合唱はパート譜でした。ケルンでオペラの「ピーター・グライムス」のパート譜50セントで買って来ようかと思ったけれども需要が無いのでまだしていません。ここは多いですね。日本はヴォーカルスコアで高く売った方が儲かるから合唱のパート譜は一切輸入しないのでしょう。

いま大阪で「ピーター・グライムス」やりますよ！

ブリテンや英語オペラを
２１世紀に入ってからどんどんするようになりましたね。

ピアノ伴奏のないボーカルスコアは使いにくいなぁ。
讃美歌みたいです笑

ここでは音大も含めて元々ブリテンはやっていますね。ヘンツェやウールマンの無調オペラまでやります。実際に劇場でやっていますからね。でも「ピーター・グライムス」がブリテンの最高傑作かな？

ここは元々パート譜が一般的なようです、じゃないと余計なものがありすぎて暗譜しにくい。もちろんソロはボーカルスコア使いますがオペラの合唱は毎日が本番ですからそんな一曲一曲やっている暇がありません。宗教音楽も大量にやりますからいちいちかまってられないのでしょう。

プロのオケはただ働きですからGPと本番だけでしょう。WPもそうの筈です。いや、GPは無かった。

そうとうレベルが高いのと
音楽環境がカナリ良くないと
実現できないですよ〜。

レベルと言うよりも古いドイツ語だから違和感無しに歌えますね。普通のアマチュアはこうは行きません。やはり何度も練習しますし声も悪いです。

環境はそれがどこに行ってもあります。例えばここにはFM放送が3つは入りますが、SWRは土曜日の19時からと日曜日の8時から宗教音楽の放送、WDRは同じく18時と9時から、HRも別な時刻に別なプログラムやっています。

カンタータはコンサートでやる事はほとんどありません。寧ろツェンダーやギーレンが交響曲などと一緒にやったときが新鮮で珍しかったです。ほとんどは教会の協力でオケや会場を確保してもらって日曜日などにやりますね。でもそれだけではなくてミュージカルやメルヘンでやる礼拝もあります。カンタータだけだと古すぎて人が何時も集まらないので手を変え品を変えて人を集めるのですね。ミュージカルは多いですよ。専用の出張パック会社があります。もちろん信者の子供たちが出演して歌って踊ります。家の娘も二回目。後は音楽ではありませんが生誕劇などの劇。必ずオペラ的なものと繋がりがありますね。

ちなみにオペラハウスではオラトリオに演技付けてオペラとして上演することも良くありますね。更にバレエに振付けさせることもあります。マタイ受難曲やドイツレクイエムなどがそうです。結局はいろんな場面で何かの宗教音楽が聴こえてくるのです.

結局は日本や中国・ロシアのようなソリスト養成の英才教育よりも社会の環境でしょうね。新聞・図書館・学校・政治・放送・教会などが一体となって協力しているのです。

その協力体制が、ムダ金だと日本（大阪？）は
主張しているんでしょうか。。。

どちらにせよ演奏家が、
しっかりと仕事になるような
環境作りをしていきたいです！

それは音楽療法などの福祉の分野に関しても。

どうして韓国の方が桁違いに世界的な音楽家輩出しているのかわかりますか？伝統は無くとも文化予算が最低日本の数倍、所によっては1桁違うそうです。日本は相変わらず中国人と変わらないアニマル文化なんですね。日本人と中国人は快楽のためのカネだけを追い求める動物です。

日本はオリンピックやサッカーになると物凄いカネ使うんですよね。志願だけで東京都は一回150億円ぐらい使う。それでオケを養ったらすぐベルリンフィルぐらいのオケはできますよ。それが文化に回ってこないと言う事は低俗社会だからでしょう。

なるほど、国の投資がカギなんですねぇ。。。

後は社会の支持ね。老人ホームや教会、報道機関、親。

親。ですねぇ。。。泣