photographer_naokoさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

Shigeru_Kan-noさん

　お金や物質にはあまり興味がないです。
　いわば、お金は必要悪と思っているのですが･･･。
　実際、ギャラの高い仕事ほど大した内容ではなく
（失礼！）、やりたいもの（例えば世界的演奏家の撮影
など）ほどギャラが少ないです。
　しかし、やはり本物を「撮りたい」ですもの。
　ある程度お金を持っていないと、ふいに湧いたチャン
スを棒に振ることになります。
　総合的に見て、心の収支が合えばＯＫです。

こあらさん

　お金儲けが好きな方は「お金」よりも「儲ける」
ことが面白いのでしょうね。
　
　多分、日記の書き方が悪かったのです。
　「写真屋」という職業は、実にプライドのない職業
です。
　特に人物を撮る場合は、一人で作品を完結させると
いうことは、あり得ないのです。
　撮る対象がいなければ！
　私は音楽家を撮っているのですが、自分から「撮って
下さい」という人は少なく、こちらからお願いすること
が殆どです。
　いつもいつもお願いばかりしていると、時々「自分は
物乞いと同じなんだ」、と思うことがあります。

僕も余り撮ってくださいとはいいませんね。どちらかというと録音してくださいの方です。音だけ残したいからです。自分の姿写されても興味ないですね。見ないのです。聞いてばっかりいます。盲人を撮られる様なものでしょう。

Shigeru_Kan-noさん

　一般に男性は自分の写真には興味がないです。
　「音楽」家ですし、録音が重要なのは当然でしょう。
　しかし、音楽をあまりわからない人には、「説明文」
というものも必要なのです。
　写真は音楽の「説明文」の一部です。
　
　それと、音楽家の方から良く言われることは、「証拠
写真が欲しい。」ということですね。
　「誰と共演した」、とかいうことの証拠でしょう。
　いずれにしろ、今すぐにどうしても必要という訳では
なく、その方が有名になった時に初めて写真が必要に
なるのだと思います。
　過去の写真は、今撮れませんからね。
　
　音楽写真という生き方は、気楽な稼業ではありますが
音楽への愛情なくして成り立ちません。
　それが、私の唯一の誇りでもあります。
　自分が撮った音楽家の将来を、楽しみに見守っている
のですよ。
　

男は余り綺麗なかっこをしてないので余りとって欲しくないということもありますね。それよりも音を聴いて欲しいという事でしょうか？証拠写真だとそれよりもヴィデオの方がいいですね。その都度の写真は批評文にあれば良いくらいかな？後はプログラムに載るポートレートフォトぐらい、でも何回も同じの使うし良いの一枚あれば良いですね。

Shigeru_Kan-noさん

　自分が撮った音楽家の将来を、楽しみに見守っている
のですよ。
　それが、音楽写真家の役目です。

自分の写真は余り見ないですねというか見たくないです。音楽家として売り出す場合には一つ必要ですが。証拠写真より証拠ヴィデオの方が音があって価値がありますね。僕は写真を撮れない場合でも録音は必ずしています。でもたいてい演奏すれば誰かが新聞などに批評を書くわけだし、そこには普通その人が取った写真があるので、余り証拠にはこだわりませんが。写真が酷くとも証拠にはなるので無頓着ですね。

Shigeru_Kan-noさん

　残念ですが、私のやっていることは「報道写真」では
なく「芸術写真」です。
　「報道写真」を否定するつもりはありませんが、その
道で生きたいとは思いません。
　自分が撮った音楽家の将来を、楽しみに見守っている
のですよ。
　

やっぱり写真集として出版するのかな？展覧会とかは計画してますか？

　写真集か写真展かだったら、写真展が良いです。
　所詮、写真集は「印刷」であって「写真」ではない
ですもの。
　バ・ロック音楽祭で、展示の案が出ています。
　

両方やっても良いと思います。展覧会って期限があっていつもそこにあるとは限らないのでしょう？

そうなんですよ、コンサートで展覧会やってくれるとほんとに休憩などで見てやろうと言う気持ちが湧きます。Stuttgartはオペラハウスに展示してましたね。いつもやって欲しいと思います。

日本の経済システムがそうなっているのでそう言うことを言い出す人が出てくるのでしょう。正義の味方の裁判でも結局は民事の判決なんかはすべてお金で解決します。もっと別な形の判決方法がないのでしょうか？ホリエモンに便所掃除を一年間やらせるとか？

Shigeru_Kan-noさん

　しかし、会場の制限や消防法の問題などで足止めを
食っています。
　演奏会場で写真展をするのには、交渉に時間が割かれます。
　本当にそれこそ、10年計画です。
　見て頂きたい方は演奏会に訪れる「音楽好き」の方々
であって、ギャラリーを訪れる「写真好き」の方々では
ないですからね。

消防法は問題ですね。あれはキャバレーなどを想定した法律です。音楽界に飲んだくれて出口もわからないまま入ってくる人はいないでしょう。酷い法律です。芸術とみだらな娯楽を一緒にするのが日本の国会議員です。

ほんとは写真家がやらせてくれ交渉するのではなく、そこのIntendantが来週やってくれと誘わなくてはなりません。確かに「音楽好き」の方々のみですが、そこが我々が写真に遭遇する唯一の機会でしょう。やっぱりあった方が良い。

Shigeru_Kan-noさん

　日本の劇場では、規制が色々とうるさいのです。
　前例のないことは、まずダメでしょう。
　
　誰もが音楽に精一杯で、写真など気に留める時間が
惜しいのでしょう。
　色々お手伝いしていて、演奏家を取り巻く問題が良く
見えますよ。
　部外者だからこそ、見えるものもあるのです。
　
　

日本には「前例」というとても悪い習慣があるのですね。それを破った人には特別賞与をやる法律を作れば良いですね。

コンサートホールに絵や写真を展示すると言う事は聴衆の為にやります。音楽家が練習の合間に見てもいいのですがあくまでも聴衆を想定します。以外と練習の休憩などは時間がありますよ。絵などを見ると気分が解けます。でも美術館まで良く時間は全くないですね。

Shigeru_Kan-noさん

　世田谷区には、文化（特に音楽）を奨励する制度が
あるらしいですよ。
　新しい物を受け入れるかどうかはわかりませんが。
　
　劇場で写真展をやりたいという考えは、勿論お客様
へのサーヴィスのためです。
　演奏会場をもっと居心地の良いものにして頂きたい
という思いです。
　ただ音楽を聴くための場所ではなく、人に会うための
場所だと思うのです。
　そこに写真という装飾があっても良いと思います。

そう思います。絵でも写真でもいいのですが音楽の合間にあったほうがいいです。現代音楽はよくやりますね。シェーンベルクみたいにロクリアン・正岡氏は自分で書いた絵を自分のコンサートに展示して休憩の時見てもらうようです。楽譜やCDのように売るのかな？

Shigeru_Kan-noさん

　絵でも写真でも、お土産の品として買える金額なら
売っても良いですね。
　欧米のオペラでは、公演写真を販売していますよね。
　

絵はがきになりますね。
大体どこでも売っています。
本になる時もあります。
新国もやれば良いのに。
ポーズに自信がないのかな？

Shigeru_Kan-noさん

　最近、新国でも公演写真を売り始めました。
　私は買ったことはありませんが。
　所詮、お土産品という程度のものでガッカリしたのです。
　ザルツの写真には及びませんね。
　あそこの公演写真はセンスが良いです。

そうですか。新国はスターが出ないでしょう。お金がないのですね。アバドはルツェルンやバーデン＝バーデンでは振りますが新国では振ったことはないですね。新国はどういうレヴェルかは知れませんが、あの役の知名度だと難しいでしょうね。国際水準に引き上げる事は必要かもしれません。それには専用オケが必要だし、専属の外人歌手もないとダメですね。でも仕組みが最初から話にならない。政治家はミュージカルと混同している。日本の国会ってみんな暴れまくって上野動物園みたいですね。

Shigeru_Kan-noさん

　最近、新国の愛称が決まりました。
　「オペラパレス」だそうです。
　
　
　

東京国立歌劇場で良いんでは？

Shigeru_Kan-noさん

　「オペラパレス」より余程良いですね。
　大体、愛称を公募で決めるなんておかしいですよね？