とっち〜(Totti+81)さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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ダリ展とブルーオアシス II

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しばらく前の話ですが、天保山のサントリーミュージアムに行ってきました。
サルバドール・ダリ展が目当てだったのですが、油彩は1/3ほどで取り立ててインパクトも無し。超有名大作の大量出展を期待してたので、チトがっかり。でも、ダリの全体像を掴むのに良いかもしれません。
実際、アート系やデザイン系っぽい学生男女が随分眼についたのです。カップルも多かったけど。
ま、こちらとしては、写真的なリアリティを出すのに効果的な、細くて少量の白の使い方を、現物確認できたのは収穫でした。
でも、気分転換に入った、同じ建物にある『アイマックスシアター』の3D映像の方が、リアルなインパクトがあって大正解でした。立体視用のメガネも意外と見やすい。
様々な海洋生物たちの、手を伸ばせば触れそうな立体感もさりながら、解像度が高く感じられるんですよ。
ライティングも適切なので、上質の映像的リアリティを楽しめました。子供騙しかと思って入ったらとんでもない。企画から仕上まで、手のかけようはハンパではありませんね、これ。技術もセンスも相当高い。
作品名は『ブルーオアシス II』。色々受賞してるようです(賞など興味ないけどね)。
一緒に行った大学生がスキューバをやっていて、巨大な幽霊クラゲを指して、浮上しようとしたらあんなのが上に来ちゃって、どこかに行ってしまうまでじっと待ってたのよ、なんて言う。うっ、気持ち悪い、息苦しい...
グレートバリアリーフでの出来事だったそうです。
この映像、特筆したいのは効果音の適切さ。時々、心臓に悪いぐらいタイミングがキマってます。
そう、弱肉強食、捕食シーンが多いんですよ。気弱な人はご注意あれ。
ちなみにナレーションが Johnny Depp と英国女優なんですけど、英語で聴きたい人はヘッドフォンを借りる必要があります。入ってから気付いたんですが、一緒に行った女の子は英語が得意なので残念がってました。
私は日本語で十分。字幕があれば別ですけどね。(自爆)●〜*

【メモ】
サントリーミュージアム天保山
ttp://www.suntory.co.jp/culture/smt/
生誕100年記念ダリ展:天保山は5.6(日)まで。
5.12(土)からは名古屋市美術館です。
ttp://event.chunichi.co.jp/dali/
7.21(土)からは北海道立近代美術館
アイマックスシアター
ttp://www.suntory.co.jp/culture/smt/theater/about.html
ブルーオアシスII 3D:6月30日(土)までです。
ttp://www.suntory.co.jp/culture/smt/theater/movie1.html

※ ここのルールを知らないので、安全のためにURLの冒頭の"h"を取ってます。コピペの際は"h"を加えて下さいね。

 現代音楽 古楽 作曲家 ヴァイオリン(バイオリン) ピアノ


日付:2007年04月14日

2件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

パール

今更ですけど、私ん家に、ダリの製造番号入りのデッサンの版画か何かありますょ。確にダリの絵はキツイですょね〜。

2007年04月17日 23時24分50秒

とっち〜(Totti+81)

風呂上がりに涼んでるうちに書きます。こちらにもコメントありがとう。
ダリの版画があるとは素敵なお家ですね。パールさんの家庭は、アート環境が良いのかもしれないな。
その「キツさ」と妄想を写実化したような画力が、素人を美術に導くんですね。
僕の世代は情報が少なかったのだけど、芸術とは無縁の家庭に育ったローティーンがアートに引き込まれるとすると、ダリが原因のことが多かったんです。
そしてハイティーンになる頃には、皆ダリから離れていく。
僕の場合は次第に当時の現代美術に走っていきました。
でもシュルレアリストたちの業績は不当に低く評価されていると思います。当時も今も、シュルレアリストたちの切り開いた世界は、先端的なアートからは消えたかもしれないが、通俗的なアート、商業美術、様々なムービー、マンガなどに拡散して、当たり前のように存在しています。誰も気にしないほどに。
ダリ展はまずは懐かしかったのです。
シュルレアリストの画家で最も好きなのは、ドイツの巨鳥=ロプロプの化身たるマックス・エルンストです。次が、元船乗りで、海底のような静謐な異世界に骨片のようなフォルムを描き続けたイヴ・タンギーです。
他にもハンス・ベルメールなどプッペのイメージが頭から離れませんが、パールさんには「キツ過ぎる」と思います。

2007年04月18日 01時20分30秒

2件のコメント

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ダリ展とブルーオアシス II

*1 しばらく前の話ですが、天保山のサントリーミュージアムに 行ってきました。サルバドール・ダリ展が目当てだったのですが、油彩は1/3ほどで取り立ててインパクトも無し。超有名大作の大量出展を期待し・・・


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