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昨日は、文京シビックホールで行なわれた俊友会管弦楽団の演奏会に出かけてきました。このアマオケは、日本ブルックナー愛好会と関わりのある団体で、ブルックナーの8番を収めたCDブックレットには、自分の書いた文章が掲載されています。
さて、昨日のプログラムは前半がベートーヴェンの交響曲第8番、後半はブルックナーの交響曲第7番。指揮は当然ながら堤俊作。
前半のベートーヴェンが始まってすぐに感じたのが、いつもより熱気が感じられないなぁというのと、音が響が籠もっているなぁという思い。前者では、原因は第1ヴァイオリンとヴィオラに原因がありそうだし、後者はホール自体に問題がありそう。
ただ、オケの編成もヴァイオリン対抗配置で13-9-9-12-8という舞台上手と下手(つまり、舞台の左右)の音のヴァランスが下手(舞台左手)に偏っていることも多少関係しているかも。
ブルックナーは、第2楽章にシンバルとトライアングルを加えたハース版というもの。管楽器群は頑張りを見せて(特にクラリネットとトランペットは良かった)いたものの、第1ヴァイオリンが重要な場面で音が不ぞろいになりちょっとガッカリ。
ところで、第2楽章の終わりのほうでワーグナーチューバ→ホルンとfffで音を受ける箇所ですが、楽議ではホルン2本となっていながらブルックナーは4本での演奏を希望していたという事で4本での演奏が行なわれるのが一般的と思うのですが、今回は2本での演奏。先日のミュンフン指揮N響でも2本でしたが、最近は楽譜通り2本での演奏が一般的なんでしょうか。ワーグナーチューバ4本の音の厚みを受けるのに、ホルン2本では音が薄いように感じるのです。
作曲家 指揮者 交響曲 オペラ∩声楽曲 日本伝統音楽