SARASAさん
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カラヤンは誰もやらなくとも自動的に大騒ぎしますしね。彼は基本的にハース版だったでしょう。ナチだったからですね。晩年までそうでしたね。
2008年08月07日 18時57分40秒

『カラヤンと日本』というテーマで本が書ければ、これも面白いものができるかも知れません。
2008年08月09日 21時22分57秒

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自分が世話人の一人を務めている日本ブルックナー愛好会の会報「Adagio」に、カラヤン生誕100年記念の文章を書く必要が出来てしまったようです。元々は会員の方に原稿をお願いしているのですが、ブルックナーに関しては同じ生誕100年の朝比奈に大方の関心が向いていて、カラヤンには比較的冷淡な方が多くて。。。(苦笑)
そんな訳で、会報の編集委員でもある自分が書こうと思い立ったのでした。
カラヤンの関しては、最近自分と同じ世代である中川右介氏が何冊かの本を出し、カラヤン再評価を行なっているので大いに参考になります。
カラヤンとブルックナー。
彼と同じ世代の指揮者は、改訂版→ハース版→ノヴァーク版と楽譜の変遷をリアルタイムに生きてきたわけで、生涯を通してその演奏を聴き比べてみると面白いですね。彼はラストコンサートでウィーンフィル相手にブルックナーの交響曲第7番を演奏したのですが、使った楽譜はハース版でした。しかし、70年代80年代、彼はノヴァーク版を使っていたのです。
そうしたカラヤンのブルックナー演奏史で一番面白いのは4番でしょう。この曲も晩年はハース版を使っていますが、かつては改訂版とノヴァーク版の折衷ともいえるような演奏(例えば、第1楽章48小節〜の1stヴァイオリンをオクターブ上げて演奏)を聴かせていました。個人的に、そのころの演奏が一番好きなのです。
彼の演奏の本質はレガートの美しさにあると思うので7番あたりは一番聴き応えのある演奏になるはずなんですが、さて、実際はどうでしょう。
作曲家 指揮者 交響曲 オペラ∩声楽曲 日本伝統音楽