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先週、テレビでティエリー・フィッシャーの名古屋フィル常任指揮者就任記念定期演奏会の模様を放送していたので、留守録して先ほどじっくり聴いてみました。
実際のプログラムは
ホリガー トーンシェルベン
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番ピアノ:ネルソン・ゲルナー)
ベルリオーズ 幻想交響曲
でしたが、放送されたのはホリガーの「トーンシェルベン」とベルリオーズの幻想の2曲。
幻想は何度となく聴いていて、指揮者により様々な創意工夫・単純〜複雑怪奇な解釈の演奏を聴いているので正直じっくり聴きたいとは思わない曲でして。。。
それより、今回が日本初演で世界でも3回目の演奏という「トーンシェルベン」がとても面白かったですね。
楽員たちが緊張して演奏しているのが良く分かり、その張り詰めた感覚が曲に生命を与えているように思います。逆を言えば、そうした面が欠落したら、あまり面白くない曲かもしれないです。それが、あまり再演されない理由の一つでしょうか。
指揮者のフィッシャー、ニコレ門下のフルート奏者から指揮者になった人物。プログラムの選曲のセンスに長けていますねぇ。
楽譜をまくるのが勢いよく、たまにその音が耳障りになります。
新日フィルのアルミンク同様、名古屋フィルは良い指揮者を見出したといえそうです。
作曲家 指揮者 交響曲 オペラ∩声楽曲 日本伝統音楽