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週刊FMfanアーカイブ「オーボエの響きを堪能」

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オーボエの響きを堪能(2001年、41歳時)



 3年ごとに開催されている「国際オーボエ・コンクール東京」も今年で6回を迎えた。その審査員によるコンサートが、今年オープンしたばかりのトッパンホールで開催された。前回は入賞者記念演奏会の中で審査員の演奏が行われたが、今回は独立しての開催である。オーボエ・ファンとしては、当代トップクラスのオーボエ奏者の演奏を堪能できてありがたい。
 さて、出演したのは審査委員長のシェレンベルガー、モーリス・ブルグ、リチャード・キルマー、ゴードン・ハントの4人。このメンバーを見ただけで、演奏レベルの高さが分かるというものだ。演奏されたのはC.P.E.バッハから現代に至る6曲。特に、オーボエ3本やオーボエ2本+コールアングレ(しかもシェレンベルガーが演奏!)という、めったに聴けない編成による曲に触れられたのは嬉しかった。最近、日本のオーケストラオーボエ演奏が相対的に雑になっているように感じられるところだったので、この日の演奏の音に心が洗われるようだった。
 3年後、再びこのような素晴らしいオーボエの響きに接することができれば幸いだ。なお、トッパンホールは音響が素晴らしかった。ただ場所が若干不便なので、何か対策を考えて頂きたい。



解説
直近の開催から、大賀氏が私財を投じて作った軽井沢の音楽ホールでの開催となっています。

 作曲家 指揮者 交響曲 オペラ∩声楽曲 日本伝統音楽


日付:2009年11月27日

3件のコメント

  1

このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

あんまり管楽器のコンクールって意味がないですね。第一シェレンベルガーのようにソロだけで食ってい来る人はいないし、ソロや協奏曲で一晩埋まるレパートリーもないからです。オケの入団試験そのものが彼らにとってはコンクールですね。

2009年11月27日 17時49分19秒

SARASA

管楽器に限定した、特に一つの楽器に限定したコンクールは、その意味合いが問われると思います。

2009年11月28日 15時14分26秒

Shigeru Kan-no

オーボエで今時何ができるかはもう限度でしょう。あれでしかないのですよ。1位とってもピアニストやヴァイオリンニストのように食ってはいけません。まあ度ッ科の良い桶に入れるだけでしょう。重音奏法のコンクールでもやればまだ意味があるかも知れませんが。

2009年11月28日 17時47分00秒

3件のコメント

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