SARASAさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

今年も年末となり、各オーケストラは第九演奏に向かって驀進中です。

さて、そこで今年首都圏で行われる第九公演で気になるものを幾つか挙げてみよう。

○N響
指揮｜クルト・マズア
ソプラノ｜安藤赴美子
アルト｜手嶋眞佐子
テノール｜福井 敬
バリトン｜福島明也
合唱｜国立音楽大学、東京少年少女合唱隊

個人的に、マズアはメータやディヴィスと共に「なんで彼らが一流指揮者ともてはやさせるのだろう」と疑問を持たざるを得ない存在なのだが、それはさておくとして、この公演で面白いのは合唱に児童合唱を加えていることだ。既にマズアはこの形で過去に録音を残している(加えるなら、小澤も昔この編成で録音を行っているはず)。毎年年末に数多くの第九演奏会が行われるは言っても、児童合唱が加わる演奏に接する機会は稀。その意味で、今年一番実演に接したい第九演奏と言えるだろう。



○東フィル
指揮：オンドレイ・レナルト
ソプラノ：中嶋 彰子
アルト：山下 牧子
テノール：笛田 博昭
バリトン：甲斐 栄次郎
合唱：東京オペラシンガーズ

ソプラノ中嶋の出演が注目となる公演とは思うが、個人的には指揮者レナルトの登壇が嬉しい。新星日本交響楽団が東フィルと合併後めっきり指揮する機会を失ったレナルト。かつての新星日響ファンはやきもきしていた事だろう。そのレナルトの登場に、楽員はどう答えてくれるだろう。この公演が今後のレナルトと東フィルの関係を決定付けるかもしれない。




○読売日本響
指揮： オスモ・ヴァンスカ
ソプラノ： 林正子
メゾ･ソプラノ： 林美智子
テノール： 中鉢 聡
バリトン： 宮本益光
合唱： 新国立劇場合唱団

この公演、独唱陣もさることながら、この数年参加し圧倒的な力を発揮している新国立劇場合唱団が最大の聴きモノだ。



以上３公演が特になるのだが、次点として金聖響が親友の森麻季らを独唱に迎えての神奈川フィルの演奏を挙げておこう。


さて、そこで自分の購入したチケットは25日のN響。ところが、この日は仕事があって実際は行くことが出来ない。やむなくオークションなどでチケットを処分するとして、今26日の都響の公演チケットをオークションで入札しているところ。

　作曲家　指揮者　交響曲　オペラ∩声楽曲　日本伝統音楽