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10月4日

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カトリックに通じてられる方はご存知だと思うが

今日はアシジの聖フランシスコの召天(帰天)日に当たっている。

この日とばかりに、メシアンのオペラ「聖フランシスコ」を取り出して聴いている。

jose van Damがフランシスコを演じている。
僕が好んで聴いているバリトンの一人。

田園調布の教会はフランシスコを守護聖人としている。

私もフランシスコを敬愛し、その謙遜で、純粋な生き方に倣いたい思いを抱き続けている。

オリビア・メシアンの傑作として世界に紹介されているこのフランシスコのオペラであるが
作曲したメシアンにも
演奏した人々に対しても尊敬のまなざしを注ぎたい。

初めて現代曲とはこういうものなのか
と感じた一曲でもあったから。。

でも歌詞の内容を見ながら聴くとなると
その情景が浮かんでくるから不思議だ。

メシアン自体宗教的な信仰心ある作曲家の一人であるゆえにカトリックでは大聖人と称えられているフランシスコのオペラを作曲して召されていったのには短い人生の中で一つの満足感を得たのではないかとつくづく感じる。

自分の、また世間の欲求に応えられたという満足ではなく、人間の中でもこれほどの偉大な人物を生み出した神に対する愛を感じる。

20世紀から21世紀に向かって新しい時代を迎えようとしている時に発表されたせいか
舞台設定がやたらテレビが所狭しと並べてあり、
蛍光灯の壁が天井高くそびえ立っていたり、
その中でフランシスコを表現しているから
これまたすごい。

いちど時間の余裕がある人、メシアン、フランシスコに興味のある方、
または、不眠症の方に是非聴いていただきたい一曲です。

 声楽 指揮・作曲 邦楽器


日付:2006年10月04日

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