指導者：hiroさんのブログ：Muse クラシック音楽のコミュニティ

hiroさん

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指導者

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今年は多くの出会いと機会によって

指導者という任を与えられて

さまざまな場所へ出向いています。

その中で学ぶことが出来ることは

・アメとムチ

・自己放棄

・お互いの信頼感

多くのことを学ぶことができるとともに

自分の成長へと導かれるんです。

今日は遅いのでまた追記します♪

　声楽　指揮・作曲　邦楽器　オペラ∩声楽曲

日付：2010年11月23日

12件のコメント

このブログ（日記）へのコメント

hiroさん、こんばんは。

指導者として活躍されているのですね。

・アメとムチ

・自己放棄

・お互いの信頼感

これのうち、自己放棄について知りたいと思いますので、次回ご教示お願いします。

2010年11月24日 00時08分18秒

hiro様

初めてコメントさせて頂きます<m(__)m>

指導者をされるのですか。私も、こんなに距離が離れていなければ是非御指導を受けたいです～(/_;)

「アメとムチ」
これ、物凄いポイントですね。問題は「アメとムチ」を使う指導者にはその指導の力量を問われますが、「アメとムチ」を使われる指導される側は、何が「アメ」で何が「ムチ」なのかという非常に注意深く客観的な分析が必要である、と私は考えています。褒められた事を鵜呑みにするのでは全く論外で、褒められた事の内容に含まれる「ムチ」分の可能性というか。
「ムチ」は個別の性質にもよりますが、指導者側には譲れない指導内容のレベルに相応した厳しさを、どのように「ムチ」として使うのかという方法論も非常に重要ですし、なによりも「ムチ」を受ける側がその事を理解・認識しようとする志向性が必要に考えます。

「自己放棄」
これは、指導者と指導を受ける者、両方に必要不可欠な要素であると私は考えております。
私は教える側に立つのは、音楽ではまず有り得ない事です。
が、教わる側として、自分自身の固定観念や過去の経験による思い込みをある意味、一旦自分の外側に置いておいて新しい事を学ぶ姿勢、若しくは新しい技術を習得するのに自分の今持てるものの全てを全く別の次元に置いておき、今目の前に存在する新しい事をまず貪欲に残さず余さず吸収するためには「自己放棄」という事は、人間の訓練を用いての習慣づけという方法論に於いては非常に有効であると私は考えております。

「信頼感」に関しては、コメントの必要も無いくらいに、教え教わる人間の関係性としては重要な事は言うまでも無い事ですね。

私が率直に感じた事を書かせて頂きました。
もし失礼な部分がございましたら、御容赦下さいませ。
今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

haruko

2010年11月24日 00時25分49秒

hiro

♪えまーるさん♪

自己放棄に関してですが

harukoさんがおっしゃることと
ほとんど同じです。

特に合唱、発声を指導しますので
今まで自分がもっていた価値観を
捨てて新しい発見を見つけていく作業が一つ。

そして周りがどのような環境にある人たちだとしても、
それらをまず受け入れる姿勢。

技術的にも、精神的にも
神秘主義者が言うように

「自分を捨てたところに神を見出し
自分を見出したところに神を見失う」

ということが音楽に関わらず
生きていく中すべての事柄において
いえるのではないかなと思います。

ストイックになるということでもないし
楽観すぎてしまうことでもないんですが

組織の中に入りにくい人
また入れたがらない悪ガキな人
いろいろな個性を持つ人たちが

心一つとなるために
お互いを尊敬し支え合い
許しあうことの大切さを学ぶために
大切な心のもち方ではないかと思います。

2010年11月24日 14時53分31秒

hiro

♪harukoさん♪

共感できるコメントありがとうございました。

指導者の中では
時代や環境によって
さまざまな指導をなさるかたが多くいます。

教えるということ
伝えるということは

自分の持っているものしか
伝えることができません。

それが善であれ悪であれ
その人が抱いているもの
心にあるものが
言葉と行動で出てしまいます。

生涯の課題だと思っています♪

2010年11月24日 15時06分33秒

「自分を捨てたところに神を見出し
自分を見出したところに神を見失う」

ってこれ、そのとおりで共感します。
私は手段的にテツガクをやっていた時期があるのですが、
哲学にもそういう言葉は随所に出てきます。

西田幾多郎という京都の「哲学の道」の哲学者の言葉で言うなら、
「我々が自己自身の中に絶対の他を見るという時、（中略）自己自身を否定する意味を有っていなければならぬ。我々は自己自身を否定することによって肯定するのである。」
とか。「絶対の他」って西洋でいえば「神」ですね。

だから「アメとムチ」も、「自己放棄」も、「信頼感」も、よくつながっている事柄であることがわかるような気がします。

私は音楽を再び習い始めたばかりなので、「アメとムチ」の大切さ、思いますね。
私の先生はまだ「ムチ」を使わないでおられるので、私はまだその域ではないんだろうな、今はアメを使っていただけるんだろうなと思います。
あと、私はまだ、先生に対してどんな信頼感をもったらいいんだろうと戸惑っている部分があります。そういうところも、指導される立場の方は逆によく理解して活用されるんでしょうね。

どんな人にも音楽を、という指導は、本当、信仰のような心がないとできないんでしょうね。
まだまだどんどん、指導の力を伸ばされて、いろんな人に音楽の喜びを伝えていってください。

2010年11月24日 16時42分26秒

hiroさん

わかりやすく教えて頂きまして、ありがとうございました。
私はピアノを趣味で習っているのですが、①のアメとムチ、③信頼関係に関しては、自分の事例に置き換えてみた時に思い当たる節があるのですが、

②の自己放棄の部分、特に指導者側においての苦労？（指導する側にどのような負荷？がかかるのか）を知っておきたいと思って質問した次第です。

習うということは、先生が体験し勉強した解釈をこちらに伝えて頂くということですから、とてもありがたいことで、教えて頂いたことは大切に自分の中で育てて行きたいと思います。

先生の指導力と忍耐（私の歩みが遅いもので･･･）への感謝の気持ちを忘れず、同じ箇所の注意はなるべく受けないよう気をつけながら続けて行こうと思います。

本当にどうもありがとうございました。

2010年11月24日 17時24分06秒

シャルル

素晴らしい考えですね。

私の場合、人にものを教えることはほとんどないんですが、リーダー像について考え、悩むことは多々ありました。

それはさておき、先月マイドームで開催されたルピシアのグランマルシェ、行かれました？
なんでも全部で９５，０００人以上の来場者があったそうです。

2010年11月25日 00時37分50秒

hiro様

私の考えに共感して頂けて本当に嬉しいです。
というよりも、私自身がhiro様に共感出来るような考え方が出来るという事が、とっても嬉しいです。
「自己放棄」が出来るようになるまで、かなり努力が必要でした。
私は、イタリア歌曲＆イタリアオペラと、ドイツ歌曲＆ドイツオペラでは、レッスンを受ける先生も伴奏者も全て違う方々にお願いしています。
発声からして、違います。
先生方の教え方も、違います。
上手く使い分け、切り替えながらレッスンを受けて勉強していかなければ、この二つの全く異なるジャンルを勉強し続けて来る事は、不可能だったと考えています。
ですから、私にとってhiro様の仰る「自己放棄」は非常に重要で大切な事です。

今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

名緒様

哲学を勉強されていらっしゃったんですね。
私も、以前某仏教系大学に在籍していた事があり、またホスピスの勤務経験もありますので、倫理学や哲学は少し勉強したんですよ！！！
西田幾多郎を御存知とは、素晴らしいですね！！！私は、西田幾多郎門下の、三木清という京都の哲学者が大好きで、三木清著「人生論ノート」は愛読書なんですよ。
その他、カント「道徳形而上学原論」やデカルト「方法序説」なども好きで、以前は良く読んでいました。

こんな所でも名緒様と共通の話題があるというのは、本当に嬉しいですね♪

haruko

2010年11月26日 02時30分37秒

hiroさん、初めまして。

> ・アメとムチ
>
> ・自己放棄
>
> ・お互いの信頼感

この三つ本当に大事だとレッスンを受けていて感じます。

先生との間に信頼感があると多少叱られたり厳しい課題を出されてもむしろやる気が沸いてきます。

褒められる（アメ）と自分が正しいことをやっているとの自信に繋がりますし、叱られる（ムチ）と無自覚な悪いところに気付けたり世界観が広がったりします。先生はうまいなーと感心しています。

2010年11月25日 13時08分16秒

harukoさん

いやはや、骨のある文章と思考をされる方だなあと感心していたら、やっぱりそんなご経験をおもちでしたか。
私は哲学の試験もうけて、大学とはまた別の大学院に入って出ているのに、今じゃ覚えていることが・・・_(._.)_
私の生涯の恩師（正確には師弟ではないけど）が、精神医学（精神病理学）に西田哲学や禅の思想を取り入れ、クラシック音楽にも造詣の深かったＫ先生という先生だったのですよ。
それで西田哲学にはなじんでました。臨床をやるものは、『私と汝』とか読む人が多かったですね。
三木清さん、私も読んでみたいです。西田門下ですね。

私はね、ここでの「自己放棄」とも近いんですが、
現象学専門というか、大学院まで仕方なく？　あのナチに加担したハイデガーをやったんですよ。嫌いではあったけど、迫力があり、私が研究したい精神病理学者は元ハイデガー門下だったので。
カントとか読みたくて、『道徳～』はいいですよね、『方法序説』も本棚に待ち構えてくたびれてます(笑)、カント『純粋～』は一生かかっても無理だと思ったので『実践理性批判』をいつも本棚に置いてすこーしずつ読んでます。

同僚にはホスピスにヒアリングに行く人も結構いました。私はその後、満を持して？福祉のほうへ。

読みたい本と聴きたい音楽ばっかりで、もう大変です！　harukoさんはすごいですね。またお話しましょう♪

2010年11月26日 02時06分30秒

hiroさんすみません、再びお邪魔します。

harukoさん

私の時代は、看護師の方がさらに勉強したり現場の問題について話される道がまだなく、私のいた大学院へ、東京からでも東北からでも来られてました。

中島義道さんもお会いして、「無用塾」にも呼ばれて出たことありますよ。harukoさんにはちょっとお似合いではないか。。。

デカルトのコギトは永遠のすばらしいテーマですね。「我思う、ゆえに我あり」この中の相互関係を考えることは、精神医学で「わたし」というものを考える格好のトレーニングになったのです。
Ｋ先生は西洋・日本問わずあっちこっちの哲学をがんがん取り入れる精神病理学者・文化論者だったので、それについていく脚力（？）はできました。

福祉はまったくの独学です。宗教曲が好きなのと、同じ思いと志でです。

2010年11月26日 02時05分51秒

hiro

知らない間に
たっくさんのコメントありがとうございました♪

たまに放置してることもあるので
ごめんなさい。。。汗

ちなみに

自ら「アメとムチ」って言いますが

全然「ムチ」使えてないです。。。

僕の先生がゼンゼン「ムチ」使わないんですよ。

こら～～て怒るんじゃなくて
説明しながら諭すというかんじでしょうか。

それとともに
自分自身が人格的成長を求め続けていくことで
自然と関わる方々も
意思を共有していけたら良いなと思っています。