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詩編23編

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教会音楽の中には
聖書の物語りや祈りの箇所などが
歌詞として用いられますね。

もちろんマタイ受難曲などが
代表的なテキスト引用曲ですが♪

小さなモテットや讃美歌の中では
「詩編」というダビデの詩集が用いられることもあります。

その中でも「詩編23編」という箇所は
シューベルトをはじめ、さまざまな作曲家
引用して作曲されていますね。


”主は私の羊飼い、乏しいことはない
主は私を緑の牧場に伏させ、憩いの水際にともなわれる。
たとい死の影の谷を歩むことも
恐れることはない。”


とても前向きで希望のもてる詩です。


僕の指導する聖歌隊のメンバーの方は
この詩が使われている曲が大好きなんですが、
結成されて初期のころから参加してくださっている
婦人の方が愛唱讃美歌にされていました。

その方が天に召され
先ほどみんなで歌ってきました。
明日の葬送式にも歌う予定なのですが。


『たとい死の影を歩むとも、恐れることはありません』

との言葉のごとく、
その婦人のお顔は、平安に満たされて
時間がたつにつれて笑顔になっていく姿に
僕たちは感動と天国でまた会える希望がもてました。

普通なら闘病の末、本当に苦しい状態だと思われたのですが、そのような苦しみから解放されて
いま天国で声高らかにうたっておられるんだろうな〜
と隊員たちと思い出を語りあっていました。



本当にいままでありがとうございました。

また天国で会える日を楽しみに!!

 バリトン・バス 指揮者 オペラ∩声楽曲 古楽


日付:2013年01月16日

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