ブルーベリーさんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

今は音楽雑誌が売れないので批評で食うのは難しい時代のようですね。なぜ売れないかというとみんな勝手に自称評論家でこういうとこに批評記事書くので誰も買わないようです。

その人も最初は戸惑ったようです。「突然言われて書いた、この程度の文章で、こんなに報酬をいただいてもいいのか」と。確か卒業の少し前から後輩に引き継ぎしたらしいです。

昔は音楽雑誌以外では誰も批評はできなかったしそれ以外に情報源はありませんでしたね。クラシックも全く同じです。それだけで大学教授になれた。それが今ではネットで誰でも評論家。希少価値が全くなくなりましたね。

その人と会ったことで気にし始めたのですが、テレビや雑誌で『音楽評論家』と名乗っているのは、その人と同年代の人だけのようです。今70歳未満の人は、芸能評論家とか音楽プロデューサーと名乗っている場合が多いみたいですね。

実際、『音楽評論家』と名乗っている人はどんなジャンルの音楽でも語ることができるみたいです。例を挙げるなら、湯川れい子さんとか。

僕の現代音楽の先生も音楽評論家でした。音楽現代書いていましたね。当時は珍しかったんですね。早稲田の助教授やりながらコンサートに通っていました。クラシックもしますが、どういうわけか三善晃に作曲習っていたとかで現代音楽専門にやっていました。