はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
彼の文章は難解ですね。でもさすが日本で「唯一の」プロの音楽評論家ですね。幼稚なことを絶対書かないです。
2007年06月21日 16時11分25秒

吉田秀和全集の半分を読み終わるほどたくさん、読んできたので、彼の文章を難解とは思わなくなりました。演奏のために非常に役に立ちます。
2007年06月21日 21時39分04秒

今は難解ではないのですが、中学時代から呼んでいたので難解・高度というイメージが抜けないですね。彼の文章しか日本のヒョウロンカで満足出来る人はいないです。
2007年06月22日 16時43分57秒

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吉田秀和氏の音楽の理解は凄いし、よく勉強していると常に感心する。昨日たまたま読んでいた彼の本にラフマニノフの言葉がのっていた。「音楽作品にはクライマックスというものがあり、演奏はその頂点を目指す上昇と、そこからの下降という曲線を聴衆に感受さすのが肝要だ。」つまり、我々も演奏するからには、どこがクライマックスであるかを探しておく必要があるわけだ。この作業は昨日書いた、どこを最大音量で弾くかを考える作業に近いと思う。クライマックスと最大音量の箇所とは必ずしも一致はしないが。
数年前、ラフマニノフのチェロとピアノのためのソナタ(ト短調 op.19)を弾いたが、まさに、この曲は各楽章にクライマックスがあった。今でもそこを明瞭に指摘できる。そのことに我々は2年に及ぶ練習の果てにようやく気付いた。あれを練習しているときに、このラフマニノフの言葉を聞いていたら、もっと解釈に苦労しなかったのにと思う。
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