はかせさん
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『アルファロメオの赤は血の色で少し暗めだが、フェラーリの赤は周りにどんな色が氾濫していても、すっと浮き立つような華やかな色だ。
ムーティのセーターはそのフェラーリの赤だ。・・・ああいう顔がフェラーリに似合う。フェラーリを好きにならなくてよかった。』
同感!同感!ムーティーは、どういうわけか『ドン・ジョバンニ』をよく聞きました。オールバックの禿げ鷹Looks。よくぞ、ショットがとれましたね。
2007年07月13日 13時14分07秒

はかせさんのブログはいつも、「へー」とか「ほー」とか、「そうそう!その通り!」とか、言いながら、楽しく読ませて頂いています。
肋骨の湾曲とか、フェラーリの赤とか、はかせさんらしいです。(^^) チューニングの音の美しさ、と聞くと、やっぱり8月の大阪公演、行ってみたくなりますね〜。
しかしまあ、貴重なお写真ですねー!右のフルートを持った男性は、ウォルター・アウアー氏でしょうか。男前ですね〜♪(←そこかいっ!)
2007年07月13日 14時13分30秒

フルートの男性はギュンター・フォーグルマイヤーです。男前です。チェロはヴェルナー・レーゼル。別に私がヴィーンフィルハーモニー・オタクというわけではなく、写真入りの公式プログラムが手元にあるのでわかるのです。
2007年07月13日 14時28分50秒

フォーグルマイヤーさんですか。ムラマツの14Kを吹かれている方ですね。
http://www.muramatsuflute.com/japanese/j-flute-lin...
ガイジンさんは見分けがつかないエミリーです。(^^ゞ
2007年07月13日 18時25分12秒

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札幌市内の中島公園内にある札幌コンサートホール「Kitara」に8日の1時過ぎに着くと、付属のレストランでみんなが食事中で、入り口には食事の順番を待つ列ができている。アカデミーメンバーに混じって、ヴィーンフィルハーモニーの有名人も並んでいる。バイキングらしい。食事が終わって息子が出てきたので、いろいろ話を聞く。オーボエ協奏曲のリハーサルが午前中にあったが、息子は降り番なので、食事開始の1時から食事をしたらしい。そういえば、日本では昼食は12時からが普通だと思うが、イギリスでは1時からが普通だった。
2時からのリハーサルを見学。聴講生は二階正面のブロックに座っておとなしくしているようにと言い渡される。録音、写真撮影は厳禁と、怖い顔で注意を受ける。アカデミーメンバーは、ステージ上でばしゃばしゃ写真を撮影していた。途中の休憩の時、息子に私のカメラを渡してムーティを撮影してもらった。掲載した写真はそれ(Canon EOS 5D+ Carl Zeiss Planar 50mm F1.4(Contax))。
オーケストラがステージに三々五々入ってくる。各国から来た若い演奏家と、オーラ漂うヴィーンフィルハーモニーのメンバーが入り乱れている。
我が家にいるとでっかいという印象の息子だが、アングロサクソンの胸の厚さはゴリラ並みで、隣に座っているアメリカ人にくらべると、普通の背丈で胸が薄いきゃしゃな男の子に見える。アングロサクソンと日本人とでは肋骨の湾曲がかなり違うのだ。
そうこうしていると、マネージャーっぽい男が出てきて、うまいこと注目を集めて騒音を止め、注意だとか、これからの予定などを簡単に英語で説明した。客席まで遠いし、しばらく英語をしゃべっていなかったので、よく、聞き取れない。それが終わったらコンサートマスターが立って、調弦が始まる。ヴィーンフィルハーモニーのコンサートマスターのヒンクだ。第2ヴァイオリンのトップに座るはずだったクロイザーマンはなぜだか第1ヴァイオリンのトップサイドに座っている。調弦の音がとても綺麗。管楽器も弦楽器も音色がすでに美しい。これは大いに期待できる。上手い下手は調弦だけ聴いてもわかる。
管、弦の順で調弦が終わるとムーティが出てくる。存在自体に華がある。白っぽいズボンに薄青いチェックのシャツで赤いセーターを着ているのだが、このセーターの赤が、間違いなくフェラーリの赤だ。
フェラーリはイタリアのスポーツカー。イタリアのナショナル・レイシング・カラーは赤だ。F1がスポンサーカラーに塗られる前までは所属する国によってマシンの色は決まっていた。イギリスは緑、ドイツは銀、フランスは青、そしてイタリアは赤。同じ赤でもフェラーリの赤とアルファロメオの赤は微妙に違う。アルファロメオの赤は血の色で少し暗めだが、フェラーリの赤は周りにどんな色が氾濫していても、すっと浮き立つような華やかな色だ。むかし、スペシャルな自転車をフレームからオーダーして作ったとき、フレームの色見本にフェラーリのカタログを切り取って持って行き、その色に塗ってもらったのでよく覚えている。
ムーティのセーターはそのフェラーリの赤だ。練習だから、みんな好き勝手な服を着ている。女の子なんかそれは派手派手なのだが、ムーティはそのセーターの色調もあって際だって見える。またそのセーターの色があの悪魔のような顔立ちとも実によく似合う。ああいう顔がフェラーリに似合う。フェラーリを好きにならなくてよかった。自分にフェラーリは似合わないし、フェラーリに自分は似合わない。
すっすっと出てきて第一ヴァイオリンの一列の二人、ヒンクとクロイザマーと握手したら、すぐに指揮棒を振り下ろす。どんぴしゃりのタイミングで金管が鳴りだしたが、この曲は何?運命の力でもモーツァルトのオーボエ協奏曲でも、ザ・グレイトでもない。なんかのワルツっぽい。あとからわかったのはこれはヨーゼフ・シュトラウスのワルツ(天体の音楽op.235)だった。アンコール用。
チェロ ヴィオラ(ビオラ) 交響曲