はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
ピアニストに厳しいですね〜!止めても気付かないって、分かります。(>_<)音の数が多いし、他人の音を聴く余裕がないのでしょうね。
うちは逆にダンナさんの機嫌を損ねないようにしないと‥(^^; 明後日の初合わせの曲も一所懸命さらってくれてますし。
はかせさんの奥様が上手過ぎるんですよー。
ピアニストにとって、ソロと室内楽はこうも違うってことなんでしょうね。
2007年07月19日 18時46分36秒

はじめまして☆
ちょうどトリオをしようとしているピアノ弾きです(笑)
うーん、納得する部分ありで面白く読ませていただきました。
ソロしかやっていないとこういう状態に陥りやすいですよね。
私は伴奏でも連弾でも一人で練習するのは意味がないと思っているので、そこまで酷くはならないはず??(^^;)
2007年07月19日 19時07分14秒

エミリーさん、
「ピアニストに厳しいですね〜!」
そうですか?でも、これは事実なのです。数え切れないほど、こういう仕打ちを受けてきたのです。
カミさんも時々、一人でこっそり練習しているのですが、すぐにわかって、「あっ、一人で練習しただろう!すごく弾きにくくなったぞ!」とわめいています。
yorikoさん、初めまして。
「私は伴奏でも連弾でも一人で練習するのは意味がないと思っているので」
全く同感です。きっとよいトリオが出来ることでしょう。成功をお祈りします。
2007年07月19日 21時31分55秒

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・個人練習は危険
ピアニストは概してまじめだ。長時間の反復練習も苦にしない。たとえば、今度初めてピアノトリオをやることになる。ヴァイオリンとチェロが、明後日どうですか?と言っても、「とんでもない、1ヶ月待ってください」などと言って猛練習する。
最初の顔合わせの日までに、弦に嫌われないようにしっかりさらうだろう。片手ずつ分けたり、走ったり遅くなったりしないようにメトロノームに合わせて正確に。速いパッセージが転んだりしないようにリズムを変えたりして練習するだろう。こうやって正確に、間違えずに弾けるように練習してから、ようやく初合わせに臨むだろう。
こういう練習を完璧にやった場合、うまく行く可能性はゼロだ。たぶん、弦のメンバーは2度とあなたと一緒にやらない、と言うだろう。
これは冗談や誇張ではない。こういう練習をしてしまったら、それを完全に忘れるまで、その曲を合奏でやるのは無駄なことだ。弦楽器プレーヤーから見ると、こうなってしまったピアノの演奏はカラオケより絶望的だ。こっちの指示や合図に反応しない点ではカラオケも同じだが、カラオケはまだ、歌えるようにテンポ変化や息継ぎの時間を作ってくれている。個人練習をたっぷりしてしまったピアノとの合奏は、楽譜をMIDIで鳴らしている音源相手に弾いている状態と変わらない。
室内楽の練習は相談している時間が長いものだ。全員で楽曲解析(アナリーゼ)を確認するだけでかなりの時間がかかる。たとえば、いろいろな部分のテンポ設定、どのくらいの間を取る、だれが合図を出す、誰主導で歌う、音量はこういう感じで動かす、この要素のスタートはどこ、そういうことを全員が納得して、その合意に基づいて、演奏する。演奏していて誰かが苦しいと感じたら、それは何かアナリーゼに問題があるのだ。そういう問題点を見つけ、また議論する。そうやって各部分の弾き方を決めて行くのだ。
それなのに、ピアニストは何の権限も与えられていないのに、初合わせの前に全部のテンポ、タイミング、強弱を自分勝手に決め、それを全員に押しつける。金正日のような独裁ぶりだ。その場で修正しますよ、とあなたは言うかもしれないが、1ヶ月がんがん練習した過程で、その演奏法はあなたの小脳に書き込まれているのだ。指が勝手に動くのを止めようもない。
ピアニストは、全部正確に弾けるようになってからアナリーゼを始めるという、間違った計画に陥りやすいようだ。アナリーゼが終わってから練習を開始しなければならない。
ピアノは難しい楽器だから、練習なしでは弾けないかもしれないが、初合わせまではアナリーゼに専念し、ピアノに向かって練習などしないで欲しい。最初から上手だと思われる必要など無い。弦のプレーヤーにとっては、ちゃんと会話が成り立つかどうかが大事なのだ。
初合わせの時は、初見で大事なところだけ弾き、曲全体の設計を他のメンバーと共有し、納得することに全力を尽くす。そして全パート揃った状態で、相手の音を聴きながら練習していくのだ。なるべく頻繁に合奏の予定を組む。本来なら、合奏以外では練習禁止と言いたいところだが、合奏した直後に、弾けなかったところをできるだけ短く切り出して練習するくらいは構わないだろう。絶対に一人で通して練習などしない。日頃から初見で練習なしで弾く能力を高めておくことだ。室内楽の上手なピアニストは、例外なく初見が強い。
室内楽を弾いているときは、意識の相当部分は他のプレーヤーの動きをモニタすることに向けられていて、変化に直ちに反応できるような余地を常に確保している。
勤勉なピアニストの多くは自分が弾くことに意識の大半を向けているように見える。難しい箇所になると口をへの字に結び暗譜モードに入り、鍵盤と自分の指をにらみつけて無酸素運動を開始する。この間、他のプレーヤーが何をしているかなど、全く意識にない。試しに弾くのをやめてみてもまったく気付かず弾き続ける。要するに、ピアノパートだけで完結しているのだ。弦楽器なんかいなくて良いのだ。
この様子を見た弦楽器プレーヤーは、どうやったらこのピアニストと穏便に別れられるかだけを考えているのだ。
チェロ ピアノ 室内楽