はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
おもしろいですね。
“上手”にはいろんなモノが含まれていますね。
友人とコンサートに行っても“上手”とか“素敵”とか主観的な感想を掘り下げると話が弾みます^^
2007年07月26日 12時54分22秒

ゆりさん、コメントありがとうざいます。
弦楽器はまず、音色だと思います。管楽器も歌手もそうかもしれません。
私はコンサートに行くと、具体的に、あそこがああなのが良い、とか、あそこを考えずに弾いたのが良くない、とか、言っています。
2007年07月26日 16時12分15秒

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・上手なプレーヤー
ピアノと弦楽器とでは「上手な」という意味が違うように感じている。世界最高レベルに行けば同じになるのだろうが、アマチュアレベルだと大いに違う。
ピアノを習っていた子供の頃、国内のどこかの出版社から出ていたピアノ用の楽譜は難易度によって帯の色が違っていた。子供心に、早く上級者用の赤い帯の楽譜を弾きたいなどと思ったものだ。そうやって出世していって分かったのは、その世界で偉い曲は、単位時間当たりの打鍵数が多い、ということだ。
たぶん、そういう過去をピアニストは引きずっているのだろう、上手なピアニストとは、たくさんの音符を間違えずに、正確に、なるべく速いテンポで弾ける人のことだと思っているフシがある。
そういえば、ラジコン飛行機のキットで、「上級者用」と書いてあったら、それは「まともには飛ばない」という意味だったっけ。
私が、別のチェロ弾きを評して「彼は上手いね」と言った場合、その人が楽器を鳴らす能力が高いことを示していることがほとんどだ。ロングトーンを弾いたとき、美しい音色で、ホール全体に響くだろう、と言っているのだ。ヴァイオリンも同じ。弦楽器では、そこが一番難しいのだ。
音程が正確だとか、指が速く回る、というのは、楽器が鳴っているか、という評価基準に比べると、些細なことだ。
また、「彼はよく分かっているね」という評価があって、これはフレーズの取り方とか、音楽の方向性とかに間違いがないことをほめている。
私は学生時代、あるプロのヴァイオリニストに合奏の後、ほめられたことがあった。その時、図に乗って「どこが良いのですか?」と聞いたのだが、答えは、「1拍目がわかりやすい」というものだった。そんなものだ。
チェロの生徒のおさらい会などを一緒に聴いているとおかしい。カミさんは、ピアノをずっとやっていて大人になってチェロを始めた、なんていう生徒が、正確な音程とテンポで弾くのを褒めるけれど、私は「全然鳴っていない!チェロの音じゃない!」で切り捨てる。
そういうわけで、これまでチェロソナタを一緒にやってきたチェリストが、あなたに、「上手なヴァイオリニストがいるから、誘ってピアノトリオをやろう!」といって、いざやってみたら、全然、予想と違った、というのは大いにあり得ることだ。
また、ピアニストはショパン、リスト、ラベルといった技巧系の作曲家にあこがれる確率が高いように見受けられるが、ネイティブな弦楽器プレーヤーの多くは、この辺を全く評価せず(一曲も聴いたことがない、というツワモノも多い)、バッハを神格化していたりする。
曲の選定の際、けっこうこの辺の考え方の相違でもめることもあるので要注意だ。
チェロ ピアノ