はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
私がこのパート譜を見て演奏したら、まず8小節目でもうアウトですね。(>_<)
譜面が間違ってます〜。
しょうもないコメントでごめんなさい。
2007年07月23日 22時08分11秒

本当だ!だから楽譜には要注意ですね。
2007年07月24日 08時31分34秒

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・長い休符は数えにくい
ピアニストが一生懸命、膨大な音符をこなしているとき、弦は暇そうに休んでいる。いざ、出てくると間違ったタイミングで出てくる。休みの間にカウントできなくなっているのだ。あなたは「こいつ、きっと馬鹿だ」と思うだろう。しかし、上の楽譜を見てください。これは引き続いてベートーヴェンのチェロソナタ2番1楽章だ。序奏が終わって主部が始まるところ。チェロのパート譜はこんな感じだ。15小節から始まる8小節の休符を数えるのはそんなに易しくはない。
ピアノ譜を見ながら数えていたら、あるいは、ピアノの旋律をガイドで書いておいてもらえたら、たいがいのチェリストは落ちないだろうが、パート譜だけだと厳しいのだ。こういうとき、室内楽に精通したピアニストが弾くと、チェロが落ちにくくなるものだ。
14小節までは、チェロとピアノが交互に旋律を弾く。12から14小節にかけてのチェロのg-g-as-f-es という言葉尻をとらえて、ピアノが同じ旋律で始まる4小節ほどの下行音型を弾く。ここを1小節ずつ3拍子で弾くと田舎っぽくなる。dim.もついているし、ここはフレーズを長く取り、1小節1拍という雰囲気で4小節を一気に弾くだろう。18小節目は少し長めに延ばすのも、ありかもしれない。この段階で、ここを聴いていたチェリストは、すでに小節の頭がわからなくなっている。そうするとあとは当てずっぽうで数えていい加減に出てくるのだ。
ここの場合、チェロが出てくる23小節目から26小節目までのチェロパートを見てみると、その前の19小節からのピアノと全く一緒だ。ここを理解させてやれば入れるので簡単な方だ。
3拍子は1拍目がわかれば大丈夫なのだが、19小節の1拍目は欠けている。で、普通に弾かれると2拍目を1拍目と勘違いしてしまう危険があるのだ。この欠けている1拍目を、音符があるような顔して鼻息を一発とボディアクションを入れてもらうと誤解が無くなる。1拍目には1拍目の顔つきがあるので、それをお願いしたい。
ここがチェロが入ってくるところの予行演習になっている。上手なピアニストは、この19小節からの4小節間をチェロを誘導するように、あるいはエコーを誘うように弾き、23小節目の1拍目を1拍目らしく弾き、この2拍目から入るしかないと思わせるようにきっかけを作ってくれる。
弦楽器奏者は日頃、単旋律の楽譜だけ見ているので、ピアノとどう絡んでいるなどと考えない人が多いのだ。また、オーケストラだと、自分で数えていなくても、指揮者なり、パートリーダーなりが合図してくれるので、休符を数える能力が足りないことも多い。こういう風に頭の悪い弦楽器奏者に自信を与えるように、弾いてもらえると、助かります。
チェロ ピアノ