はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
「先生を選ぶ」でぼくが書いたことのちょうど裏面という感じですね。こういう中で視点を定めるのはやはり難しいことですね。
2007年08月29日 12時09分28秒

takuya さん、たしかに、先生側から見るか生徒側から見るかの違いのような感じになりましたね。
2007年08月30日 08時14分37秒

はい。客観的に、という言葉は簡単には使えませんが、両面の視点をもって、その上でどこにどんな問題があるのか判断するというのは、場合によって非常に難しいことだと、二つのブログを読み比べて改めて思いました。
ただ、僕の場合は楽器初心者の人に接することが多くて、明らかにこれは教えられ方が悪いんだろうなと思っても、本人はその先生でいいと思っていることが案外多い。それどころかその先生に対して一種の愛着を持っている。乱暴な言い方ですが、ダメな教師とダメな生徒の共依存関係みたいなものができあがっていることが多いように思えるのです。
2007年08月30日 08時51分31秒

深夜に失礼します・・・
>大人の頑固さ、プライドの高さというのは本当に上達の障碍になる。先生は、上手でボスと認めているし、レッスン代ぶん、元を取りたいので、素直に言うことを聞こうと、私はレッスンのたびに自分に言い聞かせている。
何事も、ある意味謙虚であることが上達の秘訣でしょうね・・・(反省)。子供は確かに素直で、柔軟性がありますね。
2007年09月01日 04時18分55秒

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東京のチェロの先生のところの相弟子と話していると、結構、先生に対する不満を抱いている大人の生徒が多いことに気づく。
1.最初のうちはどんどん上達したのに、最近は上達の速度が遅くなった。できないことは相変わらずできない。それを適切に指導してくれない。
2.褒めたりおだてたりするばかりで、子供の生徒に対するときのように厳しいことを言ってくれない。真剣に教えてくれていないのではないか?
3.さらっている曲がまだ上達の余地があると思うのに、終わりにされ、別の曲を与えられる。
ピアノ、ヴァイオリン、チェロのことしかわからないが、この3つの楽器に関しては、現在では子供の生徒の指導法はシステムが確立していると思う。エチュード、曲、テクニックなどの順番などが、その先生の育ってきた学閥ごとに多少の差はあるだろうが、ある程度合理的な線でまとめられている。このシステムに沿って指導していれば、子供は才能、練習、環境次第で、一定の到達が期待できる。
しかし、大人の生徒を教えるシステムとか、マニュアルは無いと思う。また、大人の、それまでの音楽経験は千差万別だし、やる気、練習時間、目的、期待している到達点もまちまちだ。先生たちは、システム、マニュアル無しで、個々の生徒に対して頭をふりしぼって対処しているのが現実だと思う。
不満をもらす相弟子の弾く様を見ていると、皆、妙なフォームで弾いている。その構え方、注意されませんでしたか、と聞くと、最初は何回か言われたけれど、最近は言われないという。個性を認めて貰えたんですよ、などと言っている。
つまり、あきらめられているのだ。
大人はこれまでやってきた事の慣性がついているので、変化することが難しい。これまで経験を積んで自分のやり方を身につけてきているので、本質的に自分を変えるのに抵抗がある。
また、社会的地位とともにプライドが高くなっていて、他人から指図されると反射的にむかっとする。教師などいつも指図ばかりしているから、指図され慣れておらず、最悪だ。
さらに、何かを変えるということは、一度、今までのやり方を放棄しなければならない、ということだから、一時的に、下手になる。これに耐えられない。チェロの構え方を変えるとしばらくはぎくしゃくして、まともに弾けなくなる。あっ、これは駄目だ、と思って元の構え方に戻す。
先生が、これは大事、と思って修正しようと手を尽くして教えようとしても、生徒は子供のように素直ではない、あるいは子供のように権威をみとめない。自分の方が正しいと強弁を試みたり(誰それの本にこう書いてある!)、自分の体は特殊で(指が短い、手が短い、力が弱い)、先生のいうとおりにはできない、と主張したり、先生と違って大人から始めているのだから無理だと居直ったりする。最大の武器は、「仕事が忙しい!」と言い放つことだ。先生の言うとおりに全くやってみようともせず、あるいは、せいぜい1,2回やってみただけで、出来ない!といってあきらめる。
大人は、同じ注意を何度も繰り返されると、次第に不機嫌になる。先生に文句を言ったり、レッスンに来なくなったりするだろう。先生としても、やめられて収入が減るのも痛手だろうし、趣味でやっていることで嫌な思いをするのも気の毒、と考えて、1,2度注意してみて、直す気が無いと見た欠点は、放っておこうと考える。
そういうことが続くと、放置された欠点が大量にたまる。教えて向上させることが可能な点が全く残っていない生徒が出来上がるから、曲を与えても、譜読みが終わって、ポジション、ボーイングが決まるとそれ以上教えようが無くなる。その曲をなんとかするには、本質的な欠点を修正しなければならないのだが、それを口にすると、できない、という返事が返ってくるわけだから、この曲はこれで終わりになるのだ。
我が身を振り返ってみても、大人の頑固さ、プライドの高さというのは本当に上達の障碍になる。先生は、上手でボスと認めているし、レッスン代ぶん、元を取りたいので、素直に言うことを聞こうと、私はレッスンのたびに自分に言い聞かせている。
しかし、室内楽の練習中、メンバーの誰かに、何か注意されると、いくら丁寧な言葉遣いで言われようと、その内容を理解しようとする前に、「俺様に、けちをつけやがったな」という気持ちがわいてくる。これはある程度弾ける人には皆あるようで、一言注意されると、どこかで敵を取るようにして、注意してきた人のあら探しをして注意をし返す、という景色は日常的だが、不毛だ。
チェロ ピアノ