はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
確かにそうですね。
レッスンの時間内だけで生徒を上達させる先生なんていません。
上手くなるには練習しかありませんね。がんばりますp(^-^)q
2007年08月31日 21時00分23秒

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東京の先生の大人の相弟子で、先生の指導に不満を持っている人の話を続ける。
彼らに「どのくらい練習しているのですか?」と聞くと、「平日は練習できない。週末も弾けないときが多い。」などという。「平日は練習しない。週末も弾かないときが多い。」とは言わない。市民オーケストラに入っている人に聞くと、「週一度、あるいは月2回のオーケストラの練習の時しか楽器を触らない。家で弾く暇があってもオーケストラの曲をさらうくらい。レッスンの前日にちょっとレッスンの曲を触る。」というのがよくある答えだ。
彼らは、先生というものは、レッスンの時間内のアドバイスだけで生徒を上達させなければならないと信じているらしい。どんな先生だって無理だと思うのだが。先生に出来ることは、練習の方向性を示すことであって、練習しない生徒を上達させることはできない。
仕事が忙しい、主婦は忙しいのよ、主婦をしながら仕事をしているんだから弾く暇なんてない、と必ず言う。大学の先生は暇で良いですね、とよく言われる。まあ、確かにおっしゃるとおりですが、どんな職業に就くかは自分で選んだんでしょう?と言いたくもなる。
私も就職してから10年ほど、どうしたって早く職場を出られない時期があって、帰宅したらすでに、音を出せない時間帯になっている状況だった。それでも10分、15分だけでもチェロの練習をした。音が出せないので、左手だけの練習をやっていた。たまに音を出せる時間帯に家にいる時、楽器をケースから出す時間が惜しいから、楽器はいつも裸にして出しっぱなし。これは今でも同じだ。通勤の電車の中で自分の右の手のひらを左肩に当て、右の前腕(肘と手首の間)を指板だと思って、左手の練習をしていた。
ヴァイオリンの友人で、仕事の出張にサイレントヴァイオリンをもっていきホテルで練習する、という人を何人も知っている。ピアニストもピアノのほかに小さな電子ピアノを持っていて、深夜ヘッドホンで練習している。紙鍵盤を持ち歩いていたりする。
彼らは、流行っているテレビ番組も知らないし、高校野球、プロ野球がどうなっているかも、サッカー、オリンピックが、いつ開催されているかさえ知らない。テレビは見ないし、職場の飲み会も断れるものは断る。休日は早起きして鏡の前で練習。家族とのつきあいも大事だから、家人がまだ寝ている早朝に練習するのだ。
周囲から変人と見なされても、他のことを犠牲にして、練習するプレーヤーの多くは、守るべき地位、財産がある。市民オーケストラのコンサートマスターであったり、ソロパートを弾く立場だったり、上手なメンバーと室内楽を組んでいたりする。今の腕前を最低でも維持し、少しずつでも上達しないとその立場を失うかもしれない。そういう外面的なことでなくても、ずっと若いときから大事にしてきた音楽演奏能力を失うことは、自分の過去を失うに等しい。上手な人ほど練習する。
初心者にはそこまでやるモチベーションが無いのだと思う。まだ、守るべき財産、失いたくない過去が無いので、何としても練習するという気持ちになれない。時間を何に使うかという選択の際、楽器練習の優先順位が低いのだと思う。早めにいくつかのブレークスルーを経験し、そこそこの財産を得るまでがんばれるかどうか、が分かれ目だと思う。
チェロ ピアノ ヴァイオリン(バイオリン)