はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
2007年09月03日 20時50分45秒

ゆりさん、コメント、ありがとうございます。
電子式の機械は他の楽器にも使えると思います。持っていないので確かではありませんが。歌にもよいかもしれません。
2007年09月04日 11時02分43秒

“電子式の機械”について教えてくださってありがとうございますm(_ _)m
最近バイオリンを始めた友人へのプレゼントとしてもよいかな、って思いましたが、暗に「ちゃんと調弦してね。」って感じになっちゃうのでダメですね(^-^; 単に情報を流すだけ流してみます^^
そうか・・・自分用にもいいですね♪
ありがとうございます。
2007年09月04日 21時16分57秒

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その辺のホールや公民館のような会場で金をかけずに本番をやると、ピアノの状態は運任せだ。たまたま、調律したばかりということもあるし、最近ピアノを新調したばかりで調子よいこともあるが、酒場のピアノのような、あるいは小学校の体育館のピアノのようなピアノに当たることもある。どんなピアノに当たってもしかたがない。音程があちこち狂っていてもそれを使うしかない。文句があるなら、前の時間も借りて自腹を切って調律師を呼んでおくしかない。それが許されるようなちゃんとした会場を使うしかない。
ピアノ以外の楽器はその場で音程を調節できる。弦楽器は調弦できる。ピアノと違って、その場で音程を正しく合わせることが出来ることを感謝すべきだが、はっきり言って調弦はとても難しく、ずいぶん長くチェロを弾いてきたが、全然自信はない。チェロの調弦をちゃんと出来る人はすごい、と思っている。
調弦で合わせるべき音程はいつも一緒ではない。一番簡単なのは無伴奏チェロ組曲を弾くときだろう。無伴奏は他人に迷惑をかけない(聴衆には迷惑かもしれないが、共演者はいない)。いつも、一番線をAに合わせるのが最初だが、無伴奏の場合、このAは適当でよい。自分が気持ち悪くなければ良いのだ。特に狂っていると思わなければ一番線のAは動かさず、残りの3本は完全五度の重音の響きを聴いて合わせる。
一番線と二番線(D)を重音で弾き、二番線の糸巻き(ペグ)を動かして、合った!と感じるまで調節する。アジャスタでなくペグを使う方が、儀式として好きだ。私の耳はどうもいいかげんで、合っていないのに合っていると感じるポイントがあるので、ハーモニクスで確認する。二番線の弦長の1/3の点を軽く触って出るAの音と一番線の弦長の半分を軽く触って出るAの音が同一かどうかを確かめる。
納得できたら、二番線に対して三番線を合わせる。これも重音の響きが集まる感覚で合わせる。三番線ともなると、糸巻きを動かすのにかなり力が要る。どうしてもジャストミートしたところで糸巻きが止まらないことがある。そういうときは体をひねって、テールピースに付いているアジャスタを回しながら重音を弾いて合わせる。やはり、ハーモニクスで確認する。
同様に三番線に四番線を合わせるのだが、これが難しい。四番線は発音の時のノイズが大きく、なかなか自信が持てない。弦のメーカによってはノイズが少ないものもあるのだが、その弦の音色が嫌いなのだ。他人がやっているのを聴くと、距離が離れているのでノイズは聞こえなくなり、合っているかどうかがわかるのだが、自分ではわかりにくい。息子(どちらでも大丈夫)に訊いて確認するのが安心だが、いない時は何となくこんなものか、といって弾き始める。
ピアノとかオルガンとかが合奏に加わるとき、これらの鍵盤楽器は絶対にこちらに合わせてくれないのだから、こちらが合わせるしかない。この時は4本の弦を一音ずつ鍵盤楽器の音程に合わせる。チェロの弦同士の関係が合っていようが合っていまいが、問題ではない。ひたすら、鍵盤楽器に対して合わせる。
ただ、これをやるときは静寂の中でないとできない。管楽器がぎゃあぎゃあ騒いでいる中では絶対に分からない。管楽器にうるさい、と言うと殺されるので、他の人が来る前に一人で調弦してしまう。バッハ・コンチェルティーノ大阪の田崎さん(チェロ)は、開演前とか休憩時間に勝手に舞台に出てきて、一音ずつオルガンに合わせている。
室内楽の音楽会で、弦楽器がピアノからAをもらってA線だけ合わせ、あとは勝手に他の弦をAに対して完全五度で合わせている、という景色をよく見るが、厳密に言えば問題があると思う。たぶん、チェロの場合四番線のCが合わなくなる。でも、私の場合、ピアノと一弦ずつ合わせても最後の四番線のCが自力ではよくわからないので、ひとさまのやり方に異を唱える資格はない。
弦楽四重奏の場合、完全に気持ちよく4本の楽器の調弦を合わせられる可能性があるのだが、私は4番線(C)がノイズのせいでよくわからない。それで、ヴィオラのCと合わせ、ヴィオラ弾きにチェックしてもらっている。ヴィオリストの言いなりに調弦しておけばだいたい問題はない。というか、そういう耳の良いヴィオリストとしか弦楽四重奏はやらない。私はピアノの平均律で育っているせいか、耳が悪い。A線、D線、G線は4人ともあるので、ここは4人が合っているかチェックする。
家のピアノは写真の音叉と合っているので、家で一人で練習するときは、音叉に合わせる。音叉は棒で叩いたあとしばらく鳴っていてくれると楽なので、箱を付けた方がよい。写真の箱はギフトだが、2万円くらいで売っていた。自分で木製の四角い箱を作って使っていたが、こちらの方がおしゃれだし、響きも長い。上の息子は、家で調弦するとき、ヴィオラのA線を強く鳴らす。すると、共鳴して、この音叉が鳴る。それを聴きながら自分のヴィオラを調弦している。ものぐさなやつだ。私もまねしてみるのだが、音叉を鳴らすほど強く発音するのは難しい。
今は電子式で針が動いて、調弦が高いか低いか合っているかを教えてくれる機械がある。耳の悪い私はこれを使った方が良いのはよく分かっているのだが、どうもね。
チェロ ピアノ