はかせさん
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僕の楽器が、指板が掘れてしまっているので削る、と楽器屋に言われたのは何年前のことだったか。昨年までしばらくろくに楽器に触りもしない時期があって、今のところまだつるつるです。
新しい毛には、確かになかなか松脂が乗らなくて困りますね。
そういえば、僕は右手の親指をナットに寄せず、その上の紙を巻いているところに当てているのですが、そこはもうえぐれてしまっているので、楽器屋に巻き直してもらわなければいけないのでした。今度行ってこよう。
2007年09月14日 22時26分49秒

弓も、巻き線が汚れたり、皮がめくれたりで、定期的な管理が必要ですね。
2007年09月15日 11時10分25秒

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先日、チェロをメインテナンスに出した。一年半ぶりくらいだろうか。新たに裏板のはがれが見つかったのでこれを修理して貰い、あちこちニスが減ったところをタッチアップして貰った。魂柱、駒等に問題なし。一泊預けて引き取りにいったら、手垢を綺麗に掃除してくれてあって、ずいぶん綺麗になった。
1箇所修理があった。ナッツ(糸巻き側で弦を止めている枕のような部品。黒檀でできていて弦をガイドする溝が4本掘ってある)の溝が減っていて弦が指板に近くなっていたそうだ。一番線(A線)のナッツに近いところで指板と弦の間の隙間が厚手の紙一枚を切っていたそうだ。これが進行すると、振動する弦が指板に接触して雑音を出す。ナッツをネックから外して、薄板一枚を下に入れて高くしてくれていた。同じ事が次に起きたら、ナッツを作り直す事になるだろう。
長い間チェロを弾いてきたが、これは初めての経験だ。思い当たる事といえば、バッハの無伴奏チェロ組曲第5番という変則調弦の曲を弾いたことだ。私は4本ともラーセンというスティール弦を愛用している。スティール弦はあまり狂わないので、特にA線は、テールピースに付いているアジャスタだけで調弦することが多い。下3本は基本的に糸巻きを動かして調弦するが、こちらは太いので、それほどナッツを削ることがないのだろう。5番の無伴奏はA線をGに落とす。これは糸巻きで落とすし、他の曲も弾くのでこの時は糸巻きでAに戻す。毎日こんなことを続けて細いA線でナッツを削っていたので溝が深くなってしまったのだろう。
コダイの無伴奏チェロソナタは下二本を短二度落とす変則調弦だから、これをしょっちゅう弾いていたシュタルケルの楽器のナッツはたぶん、それほど消耗しなかっただろう。
愛用する道具が、長時間使い込まれて消耗するのはなかなか良いものだ。金属製のカメラの角が摩耗しているとか、自動車のペダルのゴムがすり減って溝が無くなるとか、靴のかかと部分がすり減って交換し、さらに靴底まで張り替えたとか。使い方が悪くて消耗した場合は申し訳ない、という気持ちだが。
チェロも、指板に溝が掘れていますので削って平らにします、と言われると、うん、たくさん練習したからね、と思い気分が良い。何回も削って、もう、指板が薄くなったので削り代が無いから交換ですと言われたら嬉しいに違いない。今回のナッツは嬉しいと言うよりはびっくりした、という気持ちだ。
弓の毛も交換して貰った。いつものことながら、新品の毛に松ヤニをつける作業は嫌いだ。弾きやすくなるまで1週間近くかかる。頻繁に毛替えをするプロたちはどうしているのだろう?
弦も4本とも交換した。上2本は前回交換してから4ヶ月だが、ずいぶん音色が悪くなっていたのだ。下2本は1年ぶりくらいでやはり限界だった。このラーセンという弦は寿命が短い上に高価で困るのだが、新品の時の鳴り方は素晴らしい。気分良く練習している。
チェロ ピアノ