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カミさんが使用中の1号ヴィオラを削り直している。
弦や駒、顎当てを外し、表板をはがす。これは怖い。膠で貼った所を正確にはがさないと、あとで貼るとき、でこぼこを削り直すことになり、横板を削ることになる。容積が減ってしまう。
非常に怖いのでこのプロジェクトを勧めた楽器屋でやらせてもらった。刃の薄いナイフ(油絵用のペインティングナイフのようなもの)にぬるま湯をつけて最初に、顎当ての位置をさぐる。ここは汗で膠がゆるんでいることが多いそうだ。簡単にナイフが入った。ここから徐々に表板と横板の接合をはがした。エンドピンの入る下ブロック、コーナブロックも無事にはがれたが、ネックのはいる上ブロックは苦戦した。ここでは表板はネックとも接着されているので、そこをゆるめる。失敗すると容易に表板が割れるので緊張し、大汗をかいた。
最後はプロにお願いして、何とか表板がはずれた。
これを持って帰り、家で削っている。裏板も外してしまうと、あとで元通りにするのが大変なので、裏板も指板もつけたまま削る。厚さを測るゲージは、裏板単独で使うように作ったため、横板と指板がついた状態では使えない。しかたがないので、ゲージのアームを別に作った。なにか新しいことを始めると道具を作る運命だ。
表板と裏板を全体に0.5ミリ程度薄くしたのだが、まだ、15グラムしか軽くなっていない。横板も0.5ミリくらい削ってもよいのだが、均一に薄く削る手だてが難しい。ちょっと考えているところだ。
今回削り直すことにしたのは、弾いた感じで板厚が厚すぎる弊害が出ているのでそれを修正したい、というのが第一の目的だが、使用者から重い、という苦情も寄せられている。それで多少なりとも軽量化したいのだが、表板や裏板をいくら削っても、大した軽量化にはならない。実は、指板を薄くするのを怠ったので、これが重い。黒檀は比重が大きいのだ。これから指板を削るとネックが細くなるので、これはできない。顎当ての裏でも削るか。
ラジコン飛行機は軽い方が性能がよいので、せっせと軽量化に励んで作る。しかし、機体のバルサ(比重が軽い割に丈夫な木)材などいくら肉抜きしてもたいしたことはない。それよりも受信機や電池を軽いものにした方がはるかに効果がある。なんとなくそういうことを思い出している。
チェロ ヴィオラ(ビオラ)