はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
初めまして、パールと言います。バッハの話はウケてしまいました(笑)
2007年09月01日 23時17分51秒

パールさま、初めまして。
大人になってピアノを始めるに当たって、ショパンのエチュードを弾きたい、と宣言し、それ以外は練習しない男というのもいました。
2007年09月02日 09時02分20秒

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横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)

ピアノやヴァイオリンを小さい子供の頃習い始めた場合、カリキュラムは先生が決める。どの教則本を使い、与えられる曲の順番は先生任せだ。
それに慣れたせいか、小さい頃から楽器を始めた人の中には、世の中にどんな音楽があるかを知らないし、自分から積極的に曲を探したり勉強したりしない、という人は多い。ヴァイオリンの専科で音楽大学を卒業していても、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタといったら、スプリングとクロイツェルくらいしか知らない人はざらにいる。まして、他の楽器の曲など何の興味もない。オーケストラや室内楽は必修でやらされたときは留年すると困るから一応やったけれど、CDを聴いたりスコアを見たりなどするわけもない。
大人でアマチュアでやっている生徒でも両極端だ。長年、東京のチェロの先生に習い(20年を超えた)、毎年大人の生徒のおさらい会(もちろん宴会付き)に出て、大人の生徒の生態観察を楽しんでいる。
片方に、非常に主体的というか、過激な生徒がいる。次から次に「この曲を弾きたい」と、まだ無理じゃないのか?という曲を持ってきて、先生を困らせ、先生の制止を振り切っておさらい会でむちゃくちゃを弾く。あのむちゃくちゃをなんとかするのだろうか、と思っていると、「あれで気が済みました」といって、次の弾きたい曲に立ち向かう。全然、完成度など求めないし、聴かされる方の迷惑など考えもしない。たぶん、自分の頭の中ではゲリンガスのCDが鳴っているのだろう。
また、バッハの無伴奏チェロ組曲にしか興味はありません、と断言し、エチュードもピアノとのソナタの一切を拒否し、毎年無伴奏チェロ組曲を弾くおじさんがいるが(全部で6×6=36曲あるから、幸いにしてまだ終わらない)、この人は着実に上達している。たぶん、同じバッハばかり弾いていると、ある曲でやった練習が次の曲に直接役立つのだろう。
一方、全然、チェロ音楽に対する知識も興味もなく、先生の勧める曲の中で一番易しい曲をゆっくりさらう人もいる。早く進歩したい、あれが弾きたい、オーケストラに入りたい、とかは全く無いらしい。
学生時代テニスをやっていたのだが、同じ同好会に、試合は好きじゃないの、といって仲の良い友達と、ただベースラインでゆっくり打ち合うラリーを楽しんでいた女の子が何人もいたが、チェロでも、そういう感じらしい。ただ、チェロに触って、そこからなにがしかの音を出しているだけで幸せ。ウェルネルの教則本の中のお気に入りの1曲を、一人で弾いていれば幸せ。それはそれで、立派なチェロの楽しみ方だと、このごろ考えるようになった。
チェロ ピアノ