はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
はかせさんの日記、ほんとに面白くて、いつも楽しく読ませていただいています。
ヘンデルは確かに安易に感動できる曲が多いかもしれませんね、一般にファンが多いのも頷けます。私も好きですし。
声楽の曲もたくさんありますが、「普通に歌えば気持ちよい」曲ばかり。普通に演奏するとよい曲を作れる、というのはやはりある種の才能ではないでしょうか(モーツァルトもそうだし)。
この前ちょうどピアノの先生とバッハの話をしていたら、「僕はバッハ嫌いなんですよ、実は」と大胆告白をされてしまいました。。 よく聞いてみると、バッハは自分のためになら際限なく弾けるんだけど、という意味でしたが。。人前で演奏する効果から考えると、ヘンデルの方がもしや?とも思います。
ところで、私が苦手なのはチャイコフスキーです。感動させる方法を知ってて作ってる感じで「なんかずるい!」と思ってしまいます。結局感動してしまうんですが(笑。
2007年10月29日 12時33分51秒

K子さま、お読みいただきありがとうございます。
たしかに、チャイコフスキーって「お涙ちょうだい!」というところがあると感じます。ピアノトリオなんか絶対そうです。
2007年10月29日 12時50分00秒

>メサイアの第一部からの抜粋を練習している。
私はヘンデルのメサイアをニューヨークで抜粋ではなくフルで聴いたことがあります。たしか3時間くらいだったかな?(メサイアだけで3時間だったかは忘れましたが)
正直最初は気持ちよく聴いておりましたが、演奏してる方々には申し訳なかったのですが、あまりの長さに最後は苦痛(苦笑)でした。フルでの演奏は、演る方はもちろんのこと、聴く側も大変な曲でした...。
2007年10月29日 21時29分29秒

Kay 様、私はCDさえ聴いたことがありません。みんなが持っているスコアの厚さを見ただけで怖いです。
マタイ受難曲も結構長いですが、こちらは生で聴いても、CDで聴いても問題ないのが不思議です。
2007年10月29日 21時21分10秒

すみません!ニューヨークでフルで聴いたのは、メサイアではなくマタイ受難曲の間違いでした!
本当に演奏する方たちは大変だな〜という印象が強かったです。
はかせさんは生でも問題ないのですね。
わたしはCDなら聴きたいかもしれません。
修行が足りませんね(涙)
2007年10月29日 21時38分25秒

マタイ受難曲は、ドイツ語の授業で習ったり、アリアの抜粋のレコードに親しんでいた経験があるから、次の予想が付く、ということが大きいのだと思います。内容的にもメサイアは大分違いそうですし。
2007年10月30日 11時30分04秒

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私の所属する団は、基本的にバッハのカンタータを演奏するために存在するのだが、いま、クリスマス演奏会のためにヘンデルのメサイアの第一部からの抜粋を練習している。私はこの有名な曲を一度も聴いたことが無い。団に何人か生息しているキリスト教徒たちにとってはなじみ深いらしいが、我が家は浄土真宗西本願寺派で、お経や文章は好きだが(「白骨の御文章」など素晴らしい!)、メサイアには無縁だった。
それで、一度も聴いたことのない状態でこの曲を練習している。この曲は聴けば素晴らしく、感動的な曲だろうと思う。ちょっと長いけれど、教会なんかで生演奏を聴けば、いっぺんに好きになるだろう。宗教の宣伝音楽という機能に忠実で、布教活動に役立つこと請け合いだ。
しかし、弾いていると、だんだんうんざりしてくるのだ。作りがかなり単純で、演奏しやすく書かれているし、どこかオンとオフの繰り返しというところがある。文法に則って正しく弾けば、それなりの効果を上げるようになっていると感じる。ヘンデルは職人として上手で、演奏者の技量を過大評価せず、そこそこの演奏からでも感動を引き出すように作曲しているらしい。クライアントの要求に誠実に応えた良い仕事だ。
歌手たちはそれなりにハッピーらしいが(疲れるという声あり)、ここで感動せよ!というところが多く、だいたいそういうところは、1拍目でフォルテだから、たった一人でチェロを担当していると、肉体的消耗も激しい。松ヤニも減るし弓の毛のキューティクルも減る。少なくとも、チェリストを喜ばせようと思って作曲していないことは確かで、仕事をこなしている、という精神状態になる。週末、合宿で練習だったが、疲れた。左手の指先が腫れている。
クリスマス演奏会ではバッハのカンタータも一曲やるので、これの練習もあったが、バッハに戻ると、本当に嬉しくなる。別段、最高傑作というわけではなく、バッハの中で、まあ、普通の出来のカンタータだと思うが、技術的にぐっと難しくなるし、変化も激しく、一刻も気は抜けない。そして弾く喜びは非常に大きい。
ヘンデルとバッハは、同じ年に同じドイツで生まれている。ヘンデルはコスモポリタンでイギリス人として死んだ。劇場用音楽で成功した人だ。一方、バッハはドイツ国内で一生を送り、世間的な成功はそこそこで、どちらかというと作曲そのものに非常に凝り性だった人だと思う。
違えば違うものだ。
チェロ ピアノ