はかせさん
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ほんとに素晴らしい会ですね。そういうところで、お互いに刺激しあいながらずっと演奏活動をされてきたんですね。
私の通っている歌の先生のところも、地道に長い期間をかけて勉強しているグループです。本当に勉強になるのはそういうところだと思います。そういう場に恵まれて幸せだと、いつも感じています。
2007年11月06日 14時29分58秒

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・コンサ
ート
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アルファ
横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)

東京の先生の、大人の生徒のおさらい会が近づいている。今年はベートーヴェンのチェロとピアノのためのソナタ第4番op.102-2の第1楽章だ。ピアニストのかみさんと飛行機で上京し、打ち上げに出て一泊して飛行機で帰り、午後から仕事だ。忙しいがこのおさらい会は欠席できない。イギリスに10ヶ月行ったときも、この会の時期をはずして行ったくらいだ。毎年1回開かれていて、もう20年以上参加している。以前は人前で弾く機会が少なく、このおさらい会が毎年の最大の目標だった。今ではもっと演奏の機会が多いが、それでも、ここは大事な本番だ。
ここのおさらい会は聴衆がすばらしいのだ。家や先生の家で弾くのとおさらい会で弾くのとの最大の違いは聴衆だ。この会では出演者に誘われて聴きに来てくれたお客様が、気に入って毎年顔を見せてくれて声をかけてくれたりする。また、出演者も最初から最後までちゃんと他の人の演奏を聴き、打ち上げの宴会とかで、感想を述べあう。そのコメントがとても適切な人が多いのもこの集団の良い点だ。みんな音楽が好きで、よく知っている。
よそのおさらい会やアマチュアの例会に行くと、自分の出番の直前までロビーや控え室で練習し、自分の出番が終わると帰ってしまったりロビーでぺちゃくちゃおしゃべりしている参加者をよく見かける。実に身勝手で美しくない行為だと思う。ちゃんと他の出演者の演奏を聴き、拍手するのが良識ある人間として最低のマナーだ。
子供のおさらい会もひどいところはひどい。他の子供が演奏中なのに、自分の演奏が終わった子供が親のところに走ってきて大声でしゃべったりしている。会場中を走り回る子供を止めようともしないダメ親とか。ちゃんとした親が集まっているおさらい会ではそういうことはない。息子たちのヴァイオリンの先生を探すためにあちこちのおさらい会をのぞきに行ったとき、そういうカラーの違いを感じたものだ。そういえば、子供の衣装の派手さと演奏の水準は反比例する傾向があった。お人形さんのようなドレスを着た女の子が上手だったという場面を見たことがない。
我々のおさらい会は最初、子供の生徒と一緒にやっていたのだが、打ち上げで酒が飲みにくいとか、子供の生徒にどんどん追い抜かれていくのが悲しいとかの理由があって分離したのだ。
大人だからいろいろある。新しくデビューする人もあればやめていく人もある。20年の間には亡くなった人が何人もいる。仕事が忙しい人、親の介護で弾く時間が無い人もいる。大病を患って、何年も顔を見せなかった人が久しぶりに現れたりもする。親子もいるし、祖父と孫、という参加者もいる。子供の会で弾いていた人が、酒が飲める年齢になってこちらに移ってくることもある。
毎年聴いていると、その進歩、上達の様子もわかり、面白い。スランプを抜けたとか、ついにあの技術を身につけたとかを感じることもあるし、あの上手だった人がこんなに下手になってしまった、ということもあある。面白いことに、毎年一人、とても輝く人がいる。本番でなければできない、良い演奏ができる人がいる。打ち上げで酒を飲みながら、今年のスターはあの人だったね、とみんなで語り合う。
チェロ ピアノ