はかせさん
月別ブログ(日記)一覧
3件のコメント
1
このブログ(日記)へのコメント
2007年11月04日 23時43分20秒

石井宏さんの「西洋音楽から見たニッポン」という本をご存知ですか? 日本人のリズム感覚と西洋人のそれの違いについての本で、とても興味深かったです。
たとえば、「337拍子」の話とか。337拍子は西洋人にとっては(西洋音楽的にみると)4拍子ですね、といったような話でした。
2007年11月05日 13時08分45秒

石井宏さんの「西洋音楽から見たニッポン」
はい、知りませんでした。
おもしろそうですね。
近いうちに手に取ってみようと思います。
日本歌曲が他国の人には‘らしく’
歌えないのです…か。?
2007年11月05日 20時11分42秒

3件のコメント
1

Museカテゴリー
フリーワード検索
ディスカ
ヴァリー
・コンサ
ート
ディスカヴァリー 発見、初出・・・(Nobue Kanekawaさん)

演奏会に
行った。
期日:3月8日会場:大阪フェ・・・(平行五度好きさん)

『バラ図
譜』刊行
200年 「
・・・
シャルルさんは、薔薇が好きだ・・・(小原 なお美さん)

Ito_orc
さん
ピアノ20年ほど習ってました・・・

ミルキー
さん
自分では楽器は演奏でません。・・・

ユウさん
はじめましてユウです。ピアノ・・・

【来日4
0周年記
念】ミシ
ェル・・・
現代フランスを代表する巨匠ピ・・・(Ito_orcさん)

シャルル
さんのお
墓参り
令和5年2月20日にシャル・・・(歌の翼さん)

アトリエ
アルファ
横浜にある木管楽器専門店です・・・(星のジュウザさん)

昔、FM放送が始まった頃実験局(FM東海?)でクラシック番組をよく放送していて、そこで曲名当てクイズとか演奏家当てクイズがあった。これはなかなか面白く、その後もラジオで途中から曲を聴き始めたときなど、何という曲で、演奏家は誰だろう?と推測して遊んでいた。
ヴァイオリニストやチェリストは音色が特徴的な人は当てやすい。シゲティとか、グリュミオーとか、ナヴァラとか、トルトリエとか。ピアノでも、ポリーニは音色で分かるし、グールドは誰でも一発で分かるだろう。精神的な安定感でわかるのがオイストラフ。
それとは別にすっとわかるのが日本人だった。特にピアノ。リズムに何か垢抜けない感じがあるな、と思うとだいたい日本人だった。もっとも、最近の日本人にはその感じのない演奏家が出てきている。内田光子とか、ミドリとかの演奏に、その感覚はない。
以前、ワークショップでドイツ人のピアノトリオに指導を受けていたとき、とても日本語の堪能なヴァイオリニストが、日本語とドイツ音楽との相性の悪さを指摘していた。日本語には句の最後を長く強く押す習慣があること、4音節を好む癖があることがあって、これが日本人の4拍子のリズムを崩している、という説だった。よく言うでしょう?「われわれワー!」「こんどサー!」ちょっと長い単語は、すぐに4音節の省略語にするでしょう?「ぱそこん」「かんなな」「あめしょー」
そういわれてみれば、漠然と感じていた日本人の演奏家の垢抜けない感じは、弱拍の重さ、長さだったのだ。いつも4拍目にテヌートがかかっている。その影響で1拍目のキレが悪い。日本語をしゃべっている人間にはそれでちょうど自然に感じるのだが、それではドイツ音楽らしくないのだ。
内田光子なんかは育ちからしてたぶん、日本語は母国語でなかったりするかもしれず、また、日常ほとんど日本語を使っていないかもしれず、それがあの素晴らしいリズム感を邪魔しない理由かもしれない。うむ、日本語をやめますか。
それ以来、句の終わりを押さないように注意して話し、意識的に4音節省略語をシャットアウトするようにしている。そして、気付いたのは、あの4音節省略語の集団であるガクタイ用語(例の、ゲネプロ、コンマス、ベトシチ、ケーゲル、モツレク、メントリ、ストラド、みたいなやつ)の使用頻度とリズム感の悪さの相関だ。
ああいう言葉を使うことに抵抗が無く、むしろ進んで使うプレイヤーにはリズムが重くダサく、音色にも品がない人が多い。この人、上手だな、と感じる人は、ほとんどあの手の省略語を本能的に避けてしゃべるし、外国語は外国語に近く発音しようとする。多少面倒くさくても「Concert Master」と言う。私の周囲の、弦楽器の上手なプロはほとんどそうだ。
チェロ ピアノ