はかせさん
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このブログ(日記)へのコメント
>自分が表現したいことがあるのに技術の問題で実現できないことがある
これ、すごくよく分かります、実感しています。自分が今できることしか表現に使えないんですよね。それも、すでに身についていることしか。普段の努力が大事です。
2007年12月12日 15時51分26秒

K子さま、私はこれをやりたいという表現があるけれどできないと思ったときにがんばると、一番技術が向上するように思います。
2007年12月13日 13時08分07秒

>はかせさま、
そうですね、一番効果的ですね。
最近なかなか技術があがらなくて。。トシかな(笑)。
2007年12月13日 13時34分43秒

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佐々木ヴァイオリンのブログに「技術のあるプロの楽器と、アマチュア製作楽器の差は、技術のあるプロの演奏者の演奏と、アマチュア演奏者との違い」くらいの差です、という、佐々木氏の意見が書かれている。
http://sasakivn.blog84.fc2.com/
攻撃的な物言いで、アマチュア製作者にしてアマチュア演奏者である私としては面白くないのだが、よく読むと正しいと思った。
技術のあるプロの演奏者の演奏に全く感銘を受けないことがよくある。技術があっても、金を払って演奏会に行きたいとは思わないプロの演奏家は、普遍的に生息している。同じように、技術のあるプロが作り、美しく正確にできているけれど、演奏してまったく魅力を感じない楽器も、普遍的に存在する。
あちこちにプロの製作家の作った新作のチェロを持っている人がいて、試しに弾かせてもらうのだが、感銘を受けることは少ない。高い技術で正確に作ってある、ただそれだけ、健康だけが取り柄で、一本調子の音色しか出ず、演奏者の想いに応えてくれない楽器が多い。
誰だったか、有名な演奏家の言葉として伝えられているものに「教えられるのは技術だけだ」というのがあって、音楽演奏上の重要なことは、教えられるものでも習えるものでもない、という意味だ。佐々木氏は正確に「技術のある」と述べている。楽器製作においても、教えられるのは技術だけかもしれない。
同じ製作者の作った楽器の性格、魅力は共通している。あまりに技術が低い時期のものは論外だが、ある程度から上は、いくら製作技術が上がっても、その人の作る楽器の魅力が向上しないのではないかと感じている。
弦楽器製作者のコンクールが世界中で行われていて、毎年、多くの優勝者、入賞者が誕生する。彼らの楽器はたぶん、高い技術で美しく正確に作られているのだろうが、そういう楽器を、魅力ある演奏をするプロの演奏家が購入し、メイン楽器として愛用している、という例はどのくらいあるのだろうか?
私は演奏においても製作においてももっと技術は向上させたい。演奏では、自分が表現したいことがあるのに技術の問題で実現できないことがあるから。製作では、毎日弾く自分の楽器はもう少し美しい方が良いから。技術は手段であって目的ではないと思う。
チェロ ピアノ