はかせさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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削り直しは正解

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 上の息子が帰省して来た。空港まで車で迎えに行ったが、師匠から借りているヴィオラと、私が作った大型ヴィオラの二台を両手に持ち、リュックサックに入れた荷物を背負っても、全然苦にもしないところが若い大男らしいところ。
 
 カミさんが使っている私の1号ヴィオラは、この秋表板を外して、中から削り直した。表板、裏板、横板を削って20g軽くなった。これが楽器の性能にどのように影響を与えたかを知りたかったのだが、私はヴィオラなど弾けないし、カミさんの腕前では楽器の性能を云々できはしない。それで息子が帰ってくるのを楽しみにしていた。早速弾かせてみると、大正解とのこと。断然弾きやすくなったと言うし、聴いていても明るく華やかな音色だ。ということで、息子のために作った大型ヴィオラも、同じ修正をするということに決まった。

 この子はヴィオリストであることに誇りを持っているので、ヴァイオリンを弾くのをいやがるだろうと思ったが、新作の白木のヴァイオリンも弾いてみるように頼んだ。すると、しばらく会わないうちに大人になったのか、今つきあっているピアニストの男と、ブラームスのヴァイオリンソナタ第1番を弾いて遊んでいる(ヴァイオリンがないのでヴィオラで!)そうで、暗譜ですらすらとこの名曲を弾いてくれた。この音色が実に、削りなおした1号ヴィオラとよく似ている。今回のヴァイオリンは厚すぎないように気をつけて作ったので、削り直したあとと同じような板厚のバランスになっているのだろうが、それにしてもよく似ている。しかも、その音が私が弾く私のチェロの音と共通している。

 当たり前のようでもあり、不思議でもあるといつも思うのだが、同じ人間が作った楽器は本当に似ているのだ。私の作る楽器は明るく華やかなのだ。自分の性格がそうだとも思わないのだが。

 息子は、楽器に困っている同級生のヴァイオリニストに、この新作のヴァイオリンを勧めてみようか、などと言っている。良い弾き手が見つかると嬉しいのだが。

 チェロ ヴァイオリン(バイオリン)


日付:2007年12月27日


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