はかせさん
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他の人の演奏を聴かない方は
ご自分の演奏も聴いていないような気がします。
アンサンブルのできる人がピアニストと
思っていました。
2008年02月04日 09時51分19秒

いい演奏会だったようですね。
私もsoramiさんの意見に同感です。他の人の演奏を聴かない人はダメだと思います。
それに、学ぶ姿勢さえあればどんなところからも学べるのに、聴かないなんてもったいないですしね。
2008年02月04日 10時54分52秒

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昨日は、室内楽の例会だった。全部で10組を超える出場者で、12時半演奏開始で終了は5時直前という長丁場だった。ここの例会の素晴らしいことは、出場者は全員の演奏を聴く、ということが、改めて強制されなくてもみな、できている、ということだ。ピアノの例会などでは、自分の演奏時間直前にやってきて、弾き終わったらすぐに帰るという人が多いらしい。まことに身勝手、反社会的、かつ、品性下劣な行為である。こういう会で弾く、ということは聴衆の存在を求めるということなのだから、自らも聴衆となり最低限拍手くらいして奉仕すべきだ。
この会では知り合いでなくとも、良い演奏だと感じたり、その人なりの進歩を感じたりしたら、直接その人のところに行って褒める、という習慣があり、とても良い雰囲気だ。
私はベートーヴェンのチェロとピアノのためのソナタ第4番と、モーツァルトの弦楽四重奏曲ニ短調k.421を演奏した。ベートーヴェンは半年ほど練習し、これまでに2度公開で弾き、今回で一応おしまいにする。
私の他にチェロソナタを演奏した人が3人いて、それを全部聴いた後自分の番だった。この3人は皆よく知っているし、彼らの演奏をこれまでに沢山聴いてきた。みな、よく精進し進歩が目に見えるのは素晴らしいことだ。しかし、気の毒なことにピアニストとのコラボレーションにはなっていない。ピアニスト側に大きな問題点がある(私なら、あんなピアノと弾くくらいなら、無伴奏を弾く)が、チェロ側もピアノパートを理解し記憶する努力を怠っている。また、ピアニストを調教する気迫と能力も足りない。
私の演奏は、この曲を弾いた3回の中で一番良かったと思う。やっぱり本番で学ぶことは多い。お客様から、アンサンブルも良かったけれど、ピアニストを全然見ないのですね、と言われた。そういえばそうだった。ビデオを見ても、私は一度も見ていないし、ピアニストが私を見た回数だって全楽章で3回くらいか?最近は見なければ合わないということはない。ベートーヴェンはほとんど必然でできているから大丈夫なのだ。
弦楽四重奏は本番の緊張をあまり感じない。モーツァルトの弦楽四重奏は何よりもまず、演奏できる喜びを感じるのだ。この4人は3年以上固定メンバーだし、モーツァルトばかり弾き今回で4曲目だし、前日に集まって練習したし、弾く前からうまくいくという気がしていた。いつもより広い会場で音が良く広がり、解け合う。本番で演奏しながら、なんて美しい!と感じる。楽章が進み、終楽章の変奏曲を弾きながら、ああ、もう終わってしまう!残念!という気持ちがした。
演奏会後の打ち上げの宴会中、次回の練習日と曲を決めた。モーツァルト弦楽四重奏曲第22番 変ロ長調 K589「プロシア王第2番」。これはチェロパートが難しい。練習せねば。
チェロ ピアノ 室内楽