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チェロ製作

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 チェロを作るのは重労働だ。ヴァイオリンとは桁違いに仕事量が多い。

 内型が出来たので、まず、これにブロック材を接着し、整形する。ブロック材とはチェロの尖った角4箇所とエンドピンが入る部分とネックが入る部分の6箇所に入る軽い材木だ。一つずつのブロックを適切な大きさの直方体にし、型に接着してから横板のカーブに合うように曲面に削る。
 ヴァイオリンだったら直方体にするのに、ノコギリですっと切ってちょっとカンナをかければできあがりだ。チェロをその調子で始めたら、左肘が痛くなった。ノコギリで角材を正確に切る時は隣り合った二面を睨みながら切るので、つい、左手で押さえて切ったのが間違いだった。必ず机にクランプで留めて切るべきだったのだ。
 左肘は、上腕骨外側上顆炎、つまりテニス肘と同じ症状だ。酷使しないようにしていればそのうち治るだろう。

 ブロックが出来たら、横板を削る。購入した横板はまちまちの厚みで丸鋸の傷跡が沢山附いている。これを所定の厚さに削りつつ、平らにしなければならない。厚さを何ミリにするかも迷うところだ。人によって言うことが違う。ある教科書には1.6ミリとあり、ある製作者は1.7ミリ、別の人は2ミリ強という。厚いと曲げるのが難しい。薄いと弱いし、後から波打ってくる。今使っているチェロは2ミリ以上あるが、それでもあちこち波打っている。まあ、性能には関係ないだろう。

 この横板はカエデだが、カンナをかけると、木の模様に刃が食い込み割れる危険が大きい。部分的に逆目になるのだ。二枚刃のカンナを厳密に調整しても、危ない。それでクシ刃を使うことにした。カンナの刃に一ミリ間隔でヤスリの傷をつける。これを研いで使うとカンナ屑がつながらず、逆目に食い込みにくくなる。これで横板を削るのだが、大きいだけに大変な重労働だ。

 2年かかろうが3年になろうが構わない、という気分で作らなければ、やっていられない。

 チェロ ピアノ


日付:2008年02月26日


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