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この曲はチェロもピアノもほとんど休符が無く、譜めくりが厳しい。ベーレンライターの原典版のチェロ譜は一楽章が四ページになっていて、どうやってもめくれないので、インターナショナルを使っている。これなら3ページなので、コピーを一ページ足せば良い。ピアノは譜めくりを頼めば良いと思うのだが、カミさんは最近、他人不信で、自分で何とかする。今回は縮小コピーを貼り合わせて、全部が見渡せる楽譜を作った。この方法は、去年、カミさんがバッハのピアノ協奏曲第一番のソロを弾いたときに採用した手だ。
この楽譜を使って練習するようになって、ピアノの弾き方がびっくりするほど良くなった。たぶん、曲全体の流れを意識できるようになって、様式感が出てきたのだと思う。
そういえば、昔、子供たちのヴァイオリンの先生は、トリオをやっていたとき、ピアニストはヴァイオリン譜を読みながら曲を聴きなさい、全体像が見えるようになるから、と言っていた。たしかに、ピアノの楽譜を果てしなくめくりながら弾いていると、いま、全体の中のどこを弾いている、という感覚が失われやすいのかもしれない。
当たり前のことだが、この曲はピアノの左手が通奏低音で、ピアノの右手とチェロが旋律楽器という構成のトリオだ。いつも通奏低音を弾いている私が旋律楽器で、ピアノの弾く通奏低音に乗って、あるいは支配されて演奏するわけで、これは新鮮な感覚だ。
ゆっくりの第二楽章は、がっちりと通奏低音で構築されていて、チェロが好き勝手に歌えるようには書かれていない。その枠内でいかに美しく弾けるか考えなければならない。
八分の六拍子の第三楽章はフガートのテーマが八分音符の同音を列べた音型から始まるが、途中のカンタービレの旋律が柔らかく歌うところでも、通奏低音でこのテーマが鳴っており、テンポを変えることを禁止している。こういう不自由さがバッハ独特のビート間につながっているようで、弾いていて楽しくて仕方がない。
チェロ ピアノ