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春になった。中古のオープンカーの相場は春になると上がるらしい。それほど、春に屋根を開け放ったスポーツカーでドライブするのは楽しい。みんなはオープンカー無しでどうして生きていけるのだろうか?そういうわけで、休日はつい車に乗りたくなって、チェロ製作は滞り気味だ。
チェロ製作が進まないのは何といっても、その大きさから来る大変さが原因だ。ようやく全部の横板を曲げ終わり、ブロックに接着した。次にライニングの作業だ。ライニングとは柔らかめの木(柳とか)を厚さ3ミリ幅15ミリほどに製材したもので、横板の湾曲に合うように曲げ、横板の内側に接着する。横板の表板側と裏板側の両方に貼り付ける。これによって横板と表板、裏板との接着面積が増えること、横板が補強されることで楽器が丈夫になる。片側でアッパーバウツ、インナーバウツ(あるいはC部)、ロウアーバウツの3分割で作るので両側で6個、裏表合計12個だ。
ライニング材はほぼ厚みが正しかったので切るのは簡単だった。曲げるのも横板を曲げるのに比べれば何でもない。第一、材料に余裕があるから失敗しても困らない。大体湾曲が合ったらクランプで横板に固定して、その湾曲に一晩馴染ませて(曲げる時に水をつけているのでそれを乾かせる意味もある)、その後、膠で接着しクランプで固定する。
ヴァイオリンの場合、ライニング材も1ミリちょっとだから、このクランプは輪ゴムで強化した洗濯ばさみで十分なので簡単に作れるし、必要なクランプの数も大したことはない。強い洗濯ばさみをホームセンターで見つけたので買ってきて試してみたのだが、全然強さが足りない。それで、ネジ式の小さなクランプを15個買ってきた。1個百円で大したことはないが、また、工具が増える。置き場がない。
写真はアッパーバウツをクランプしたところだが、ここだけでクランプを11個も使っている。一番大きいロウアーバウツは15個でも足りないだろう。手持ちのもっと大きいクランプも動員することになる。
クランプの数がぎりぎりだから、一回に一箇所のライニングしか加工できない。曲げて固定して一晩おき、膠を塗って固定して一晩おくから、二晩で一箇所しか進まない。これがヴァイオリンだと同時に三箇所くらいは出来るから速いのだ。
まあ、急ぐ必要はないし、他にやることは沢山ある。そろそろ裏板の片面を真っ平らに削るという作業をやっても良いし、昨日、注文してあったネック材も買ってきたから、こちらの準備も始められる。
チェロ