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祖父は相撲が好きでいつもテレビで観ていたが、年に一度位は国技館に出かけて観戦していた。帰ってくると、「遠くてよく見えない、テレビの方が良い」と言う。しかし、しばらくするとまた、観戦に出かけていた。やっぱり力士がぶつかる瞬間の音というか衝撃波はテレビではわからないと言っていた。
父はラグビーを観戦するのが好きで、若い頃はよく出かけていたらしい。ラグビーをテレビで観ると、ボール周りしか写さない、実際に試合場に行くと、見る場所は自分で選べるから面白いと力説していた。たしかに、フルバックの動きだけに注目して試合を観たりすると面白いと思う。さっきまでタックルされてラックの下敷きになっていたはずなのに、相手が深く蹴りこんできたボールをちゃんとフェアキャッチしたりしているわけで、どういう動きをしているのだ?と思うのだが、テレビではそれを映してくれはしない。
昨日は息子がプロのオーケストラで弾くというので見に行った。カミさんが情報誌でチケット進呈というのを見つけて葉書を出したら当たったのだ。曲が好きじゃないから家でチェロを作っている方が楽しいのだが、それを口に出したら何を言われるか分からない。ぐっとこらえて笑顔を作って見に行った。男の人生は我慢の連続だ。
前半は息子は弾かない。逃げ出したいほど嫌いではないが好きでもない2曲。男性プレイヤーはみんな燕尾服で良いのだが、女性プレイヤーは黒なら何でも良い、というルールらしく、みんなまちまち。肩出し、装飾品、きらきら光る生地もあったりして、実に目障り。全員男性にするのが無理なら、女性の服もオーケストラではちゃんと燕尾服と違和感のない制服で揃えた方が良いと思う。
後半は管楽器、打楽器の多いロシアもので、昔、演奏会で聴いていてあやうく途中で逃げ出すところだったので聴きたくなかった曲なのだが、今日は覚悟を決めた。息子が働いている姿を見に来たのだから見ることに集中しよう。
結論から言えば、結構楽しめた。この曲はヴァイオリンのソロ、チェロのソロだのが多い。もちろん、管楽器のソロはいつも通りたくさんある。このソロを弾いているプレイヤーの様子がなかなか興味深いのだ。自己顕示欲が強くソロを心底から楽しんでいる人と、照れながら弾く人の違いはすぐにわかる。ソロだけでなく、目をつけたプレイヤーに注目して、その人の性格とか、音楽への没頭度とか理解度を観察していると、退屈しないで済んだ。コントラバスのトップがとても上手く、各パートのソロを、良い積極性で支えていた。
こういう風に自分の観たいところを観ることが出来るのが、生の演奏会に足を運ぶ意味なのだろう。ラグビーと一緒だ。また、実際の楽器から出てくる風圧を皮膚で感じるのもなかなかのものだ。相撲と一緒だ。
ここのところ、PMFとか紫苑とかで1年間で何回もフルオーケストラを聴いてしまった。その前は何年も行かなかったのだが。紫苑はアマチュアだが私は好きな曲しか聴かなかったこともあって、残っている印象がプロに劣ることはない。オーボエやフルートのソロに関して言えば、昨日のプロより(曲が良いことにも助けられ)後味がよい。管楽器の1拍目がどんぴしゃりで揃うか?という点では昨日のプロも良くなく、PMFは凄かったんだな、と今になって思う。
チェロ ピアノ