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初めまして。
私は近代曲を主に聴いていますが、それ以外の時代の音楽も聴きます。
音楽の好みは人それぞれですが、苦手にしていた曲が、ある時急に好きになる事もあったりして、面白いものですね。
2012年02月19日 20時09分52秒
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こちらのコミュニティには登録をしたばかりですので、まず始めに私の「音楽とのつき合い方」のようなものを記したいと思います。(以下、少し長い文章となります。)
私は、音楽によってもたらされる体験はいつも一期一会であると思っています。
共感してくださる方が多ければ多いほど、この後の話が進めやすくはなるのですが、たとえば、CDなどで同じ曲(なおかつ同じ演奏家によるもの)をくり返しくり返し聴いていたとしても、
毎日少しずつ自分の体の調子が違うのと同じように、音楽を聴いている時の自分の精神状態によっても、受け止める印象が異なっているということが意外と多いと思うのです。
初めて聴いた時には自分の心にあまり響かなかった音楽が、ある時、改めて聴いてみたり、別の場所や時間などで聴いてみたらまったく印象が変わって、とても心地よく響いたという体験ならきっと誰しもお持ちではないでしょうか。
とても微妙で繊細で、なおかつ縁というものが少なからず影響しているのが音楽との出合いだと思います。
どんなにお気に入りの演奏をCDで持っていたとしても、私が演奏会に通うことを止めない理由の一つは、まずここにあります。
とは言え、やはり好き嫌いというものはどうしても生じてしまうものがあり、私は音の密度が高い曲、もしくは高い演奏を好む傾向があるようです。
マーラーは言いました。「音楽には2種類しかない。ポリフォニーかとるに足りない音楽だ」と。
確かに私も技法の上ではホモフォニーよりも、ポリフォニックな曲を好みます。
けれども、作曲技法についてはもちろんですが、演奏につけ解釈につけこれが絶対!というようなことは思わないようにしています。そんなふうに思ってしまった途端に、音楽体験は一期一会のものではなくなり、それとはもっと別の何かに取って変わり、音楽を作った人も演奏する人も見えなくなってしまうのではないでしょうか。
私が感じる音の密度とは、演奏の優劣、上手下手ともさほど関係がありません。
それは単純に、技術的な差であったり、ある演奏とある演奏を比べてみた結果として聴いた時の自分の波長と思いがけず合致したということに過ぎないのかもしれませんから。
そのように思えばやはり、音楽における縁というものの不思議さに思い馳せることにも味わいがあるのではないでしょうか。
目の前で生み出された音が、粒のようになって私の耳にではなく私の全身に向かって降り注ぎ、なめらかな旋律の動きに身をゆだねることも忘れて、まるで弦楽器の中の空洞のように空っぽになった私の体の中で音が染みわたるような瞬間。
その瞬間に私は、毎日の生活で強いられた緊張から解放されて、美しい響きとともに深く深く呼吸をしていることが分かります。
曲においてはまさにその時に、トニックに至っているのかどうか…さすがにそこまでは分からないのですが、心も体も音楽に反応し始めていると感じる時に、ようやく作曲者の思いや演奏者の思いに少しだけ近づけたような気がするのです。
そして、このような体験もまた、録音された演奏よりも生の演奏を聴いている時のほうが格段に多く味わえることは言うまでもありません。
聞いたことのない音、新たな感動をと求めて探すことに疲れてしまったら、何の先入観も持たず、気の向くままに演奏会に出かけてみることをおすすめします。
ある程度自分の好みがわかってしまうと、なかなか難しいとは思いますが、今この時は一度きり、という思いを胸に…。
※2012年3月5日 言葉足らずであった箇所に加筆・訂正をしました。
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽