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今日は午前中に掃除と買物を済ませて、午後からはほぼ一月ぶりに美容室へ行った。
どこぞで見つけた美味しいものを交換し合ったりなどしながら、今ではすっかり気ごころ知れてしまった美容師さんと
カットをお願いしながらのお話は、いつしかこの春をどう過ごそうかという話題に…。
私がやっぱり音楽を聴いて周って、あっと言う間に過ぎてしまうんだろうな、なんて持ちかけると、
季節感を感じられる公園というよりも庭園で、気持ちを解放させてみたり、庭園内を歩き回ったりしてみたいな、と美容師さん。
「でもさぁ、アタシはやっぱりマグロだからねー、動き回っていないと死んじゃうのよぉ」などと冗談を交えつつ。
女性からあからさまな大声で「マグロ」という言葉を聴いて、
一瞬ビクッとする気持ちの襞はさておき。
その言葉があんまりにも美容師さんのキャラにぴったりなので、二人で思わず大笑いをしてしまった。
気分良く帰宅した後に、聴いていたのはラフマニノフの交響曲第2番。
これは、明日の予習をかねて。
曲の構成などについては、とりあえずあまり考えないようにした。
第2楽章の始まり方…。
これはいつ聴いてもカッコイイと思える瞬間で、ただ、第3楽章に入った時にふと、これがロシア音楽の伝統なのかと頭ではなく、心で感じ取った気がした。
今、「船に乗れ!」という
若い人向けの小説を読んでいる。
青春音楽小説三部作なのだそうで、その第一巻目の「合奏と協奏」を。
クラシックが好きな者にとっては、
短くても興味深いエピソードの連続で飽きない上、
肩も凝らないし、とても読みやすい。
出版社の商品紹介ページはこちら↓
http://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicod...
ここからは少しネタバレ的な話にはなるけれど。
主人公の少年は、生まれながらに音楽一家の血筋で育ち、自ら好んで、
また周囲の環境にもよって選民意識を持たされている。
ニーチェを愛読していたりするところに時代性を感じたりするのは否めないが、
彼は、当たり前と思われていた芸大附属高の受験に失敗してしまう…。
生まれて初めて味わう挫折感。
それがどのようなものであったのか、深く追求することはなく、
彼の父が、その時どう接してくれたのかを短いエピソードに変えて、さらっと描いている。
・・・と、今はここまで。
まだ一巻の10分の1くらいのところだろうか。
父とのエピソードには、重くないだけにやはり悲しさは伝わるものがある。
けれども、別の高校の音楽科に合格した後の母とのエピソードには、
まるで自分にも当てはまってしまうかのようにしみじみとさせられる。
少し長くはなるが、ポプラ社発行の文庫版より、一部を紹介させていただいて
この記事を締めようと思う。
―― ラジオと、ごくたまに行く知人のピアノや
ヴァイオリンのコンサート、それに僕が一人で
聴いているレコードを漏れ聞いて、母は音楽を
楽しんだ。
そしてトイレを洗ったり、買ってきたものを
冷蔵庫につめたりしながら、モーツァルトの
クラリネット協奏曲や、シューベルトの「鱒」
といったお気に入りのメロディを
口ずさんでいた。
調子っぱずれで、すっとんきょうな高い声だっ
たが、あんなに楽しそうにクラシックを鼻歌で
歌う人を、僕はほかに知らない。
(中略)
今の僕なら素直にいうことができる。
それでこそ音楽というものなんだと。意味も
なく、誰かのためでもなく、ただ気分が良く
なるために鳴らしてみせるさまざまな音、
それが音楽だ。
伝統を受け継ぐ重さと軽さ。
私ならば、どちらを取るだろう…。
たぶんきっと、そのどちらでもない。
音楽をより深く愛するために、第3の道を探って行こう。
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽