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音楽とは結局、多数決ではないというお話。
クラシック音楽に精通している人、これからクラシック音楽を聴こうと思っている人に関わらず、
いわゆる「古典派」の音楽は、いつどんな時に聴いておいても損はないでしょう。
古典派と言えば…ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの名が真っ先に思い浮かぶはずだけれど、ひと括りにしてしまうには惜しいくらいに三者三様。
私は、ハイドンのことはよく知らないので、ここではスルーしてしまうとしても、乱暴に言って、モーツァルトを好きな人がベートーヴェンも好きとは限らないし、その逆もまた然り。
昨日、モーツァルトのピアノソナタを内田光子のCDで久しぶりに聴いてはみたけれど、内田さんの演奏の素晴らしさに心を奪われることはあっても、
モーツァルトの音楽を深く味わうことができるのは、
まだまだ先のことか…といつも通りの感慨が浮かんでしまう。
クラシック音楽とのつき合いが、ウン十年になるような人間でも、実はそんなものなのだ。
モーツァルト派とベートーヴェン派と、一体どちらの数が多いのだろうか
と考えてみても、やはりそれは何の意味も成さない。
そもそも音楽は、その規模に関わらず聴く人も存在して初めてまさに音楽として成立するものだから。
始めはやっぱり好きになること。
クラシックの「ク」の字も知らなかった人が、マーラーの9番を聴いて、この曲凄い!なんて言い出したら、
私はその人を尊敬してしまうけれど(笑)
なるべく早い段階で感動を味わえたのなら、それはとても幸せなことだと思う。
それじゃあ、古典派の素晴らしさって一体何なの?
という話は、専門家の方に委ねるとして、
古典派の音楽をまったく聴いたことのない人に、私がおすすめしたいのは、ベートーヴェンの交響曲第6番。
有名な第5番の「運命」と、いかにもベートーヴェンらしい力強さを感じる第7番の間に挟まれて、いぶし銀のように静かに輝く名曲。
一度でもこの曲の良さに感じ入ったのなら、聴き終えてしまうことが惜しいと思えるようになるでしょう。
とくに第3楽章から先は、とても愉快な音楽から一変し、嵐をそのまま表現したような荒々しさを挟んで、再び穏やかで平和な音楽で幕を閉じる…
非常にドラマチックな展開になります。
第1楽章から聴いてみても、ピンとこなければ、すっ飛ばして第2楽章から聴いてみても良いと思います。
目を閉じれば、小川のせせらぎとともに、鳥の鳴き声が聞こえてきます。
そんな情景を思い浮かべることができたなら、そこから始まるのです。
私は、音楽が好きで、自然の風景に美しさを感じられる人であるならば、
誰にでもクラシック音楽を楽しめる素養があると思っています。
事実、私もそのようにして音楽を聴いてきました。
ラフマニノフのピアノ協奏曲の第2番、第2楽章は何でしょう?
とめどなく溢れる泉です。人々が寝静まった夜にも人知れず泉はこんこんと湧き出ています。
ブルッフのバイオリン協奏曲の第1番、第2楽章は何でしょう?
湖のほとりの穏やかな夕暮れ時、少女がひとり歌を歌い始めます。それは、大切な人を想う歌でしょうか?
リヒャルト・シュトラウスには、登山の一日をそのまま音楽で表現したようなとても雄大な「アルプス交響曲」という作品もあります。
歴史を知ることも、また、音楽の形式を知ることもとても大切なことです。
でも始めは、作曲家の名前、曲の名前に臆することなく聴いてみることです。
ヘタをすると深みにはまりますが(笑)
それもまた、楽しみ方のひとつ。
元々、クラシック音楽を愛する人々は、少数派であるのかもしれません。
けれども、長い時間を経て、今もなお受け継がれ続けているものです。
「芸術家」には変わり者も多いかもしれませんが、誰もが一途であったからこそ傑作が生まれたのです。
そんな世界を共に楽しんで参りましょう。
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽