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本当は、こっそりと居なくなること。
それが自分らしくもあり、むしろそうするべきとは思っていたのですが、
とかく自分の趣味に対しては、あくまでも自分本位であるようなこの私に対しましても、
こちらのコミュニティでは、ブログのコメントやメッセージという形で何度か、
お声を掛けてくださった方もいらっしゃいましたので、
ご挨拶申し上げることに致しました。
今日からちょうど1ヶ月後の12月23日。
まおさんのリサイタルにご訪問させていただいた後に、このMuseから退会をしようと思います。
このタイミングに、何かこだわりがあるということではありません。
時期として年の瀬に向かう頃、ちょうど一年が終わりを迎える頃、ということで
区切りが良いという理由だけです。
このSNSという場で、私が求めていたものは、まず第一には、自分が音楽に触れながらありのままに感じたこと、また考えたこと、あるいはこれまでに知り得たこと。
それを自分なりに表現をし、人に伝えるということでした。
広く音楽、なかでもクラシックというとても幅広く、奥の深い文化の中にあって、
自分の立ち位置を確認したいということがございました。
その表現の中には、作曲家、演奏家、彼らに関わった人々、さらにはこちらの会員の方、
クラッシクというジャンルにこだわらず、広く音楽を愛好する方々に対する
少なくはない好意も含まれていると思います。
その上で、私は自分なりに研究をし、探し求め、時には良い刺激を受け、多くを学びたい気持ちが強くありました。
できるだけ多くの方々と、なるべくなら深く関わりたいと期待を抱いてはいましたが、
正直なところ、こちらに会員として登録した後に、
実際に出演された方の演奏会へ赴いたり、お会いして言葉を交わす機会があるとは思ってもいませんでした。
そのように考えると、縁というものの有難さにも、深く思い至るところです。
その反面、自分の不徳とするところから、お騒がせをしてしまったこともあり、
それについては恥じ入る気持ちも強く残っています。
ともあれ、音楽教室に通うことを辞してから、クラシックを愛好する方とわずかな交流を持たせていただいたのは、実に5年ぶりのことでございました。
現在の会員の方の中にも、もっと色々とお話をさせていただきたいと思う方が、
少なからず居ることも確かではございますが。
残念なことに、この夏以降、音楽のために費やす時間が非常に減りました。
それは単に、私の生活上の理由にほかならず、今後しばらくもそのような状態は続くと思われます。
甲斐性なく、子供じみて、心の狭い自身であることは、重々承知しているつもりですが、
それゆえに、簡単にぽんと放り出してしまうことが私にはあります。
かつて、とてもお世話になった方との約束があるのです。
私は、いつも言われておりました。
「いつだって自分の気持ちに正直に、潔くありなさい。
大丈夫、私はいつでもここにいる。」
その方には遂には見棄てられた身ではありますが、それゆえに守るべきことがあります。
このサイトが、今後も長く存続している限りは、またふらっと舞い戻って来るかもしれません。
その時にはどうぞ、よろしくお願いいたします。
皆様の音楽生活に、今後もご幸運と、ご多幸がございますことを・・・
作曲家 交響曲 ヴァイオリン(バイオリン) チェロ 室内楽