小原　なお美さんのブログ（日記）〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

現代オペラはテキストがありません。題名はあるんですが、筋がありません。この始めはどうやらモーツァルトの「魔的」らしい。夜の女王が正義か悪役かわからなくなって、ワーグナーのオランダ人のゼンタで地獄に行ったのか天国に行ったのか2つの版が作られて、曖昧で、エリザベートもハーゲンもブリュンヒルデも生死がはっきりしない。だんだんと台本の筋が壊れていった歴史があります。今はノーノから、シュトックハウゼン、ラッヘンマンまで題名はあるんですが違った話が同時進行してたりまともな筋や台本はありませんね。トビアス・ピッカーもその一つでしょう。ベートーヴェンのミサ・ソレムニスと同じくみな音楽を最優先に作曲した結果で「音楽」そのものなのです。

まあー普通のオペラもあるみたい。https://www.bing.com/videos/search?q=%e3%83%88%e3%...

CDがあるんですね？
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Opera Without Words/The Encantadas (Naxos, 2020)

たまたま検索結果で　言葉のないオペラ　のCDのページに行ったんです。
最近のというか、２０世紀、２１世紀の音楽はほとんど知らなくて、オペラにまともな台本がないというのを知りませんでした。
でも違った話の同時進行というと　ナクソス島のアリアドネ　の劇中劇みたいなことをするってことでしょうか？
一部ならともかく、全体そんな感じだと、あまり見たいとは思えない。

もうそれは言葉の断片ですね。言葉を詩のように扱って物語性をなくしています。そこに残るのは音楽の構成物だけね。

要はパフォ−マンスに近いです。

そうなると、それをオペラと言っていいのかとも思ったりします。
新たな分野の音楽？というんでしょうか。
実際に見ていないので、何とも言えませんが。