Mariaさんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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夏が来ると思いだす

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この季節になると思いだす人がいます。

体格も声も素晴らしくて、天が与え賜いし声というのは、こういう声かもしれない、と思う女性に出会ったことがあります。

彼女は同い年で、家が裕福で、音大に行くくらいのお金はある、と言う事だったので、20代後半で音大を受験。音大の先生にもちゃんとついて、無事に合格しました。

しばらくして、私にも音大の先生が教えてくださる事になり、初レッスン後にご紹介をいただいた歌の先生にご報告に行ったのです。

その話をどこかで聞いたらしき彼女から、「私もそのレッスンを受けたい」と言ってきたのです。紹介してくださった先生は今でも基礎的な事を習いに行っているのですが、ゆるやかで、他の先生に習っても構わない、むしろ良いと思っている人なのです。ただ、音大の世界は分からないし、音大でついている先生にお話をしてからにしてほしい、とお願いしました。

ところが、どうしても習いたかったらしく、音大の先生に言わず、私のレッスンに突然伴奏者と一緒にいらしたんですね。ちょっとビックリ。
ただ、この先生もおおらかだったので、先に声とか曲を聞いてレッスンをしてくださいました。

しばらく続けようとなった時に、他の生徒さんの伴奏者さんの都合がつかなかったりしたので、彼女の伴奏者にお願いできないか、という話になり、伝えておいてね、と言われました。
それを話したところ、すごく嫌な顔をされました。
私は単に伝言だし、私に関しては自分も伴奏者がいるから構わないが、とにかく先生と相談して欲しい、とお願いしました。

一応、相談のうえ、受けたようでした。
条件は練習期間を1カ月として楽譜をもらえること、そして1回3人まで。
たまたま楽譜取りまとめが私の役になり、伴奏者さんの住所へ送りました。
すると、伴奏者さんからは御礼のお手紙とともに、何かあったときのために、と自身の連絡先が送られてきました。そして、レッスンでお会いした時に、私の連絡先も教えてほしい、と言われました。
当然ながら、連絡先をお教えしますよね。
それで、ほぼ同時期に、彼女に「教えて欲しいと言う事だったので教えました」と話をしたのです。

するとみるみる怒りはじめ
「私の、伴奏者よ!どうして勝手に連絡先を交換するの!それに今回なんて難しい曲ばかり頼んで、どういうつもり!」
と・・・。
それ以降、レッスンで顔があっても無視されるし、一度は「許す」と言っていたものの、やはり無視です。

私が浅はかだったのです。伴奏者さんに連絡先を教える前に彼女に許可を取るべきだったのです。勝手に伴奏者を取ろうとした、と誤解されたのです。
これが、一生音楽で生きて行くという意識のある人と、ただへらへらと楽しく歌っている人の差なのですね。

あれから彼女はレッスンで先生に「また仲良く話したい」と言っていたそうですが、なかなか信じがたい。

ただ、その後、彼女は先生が変わったので、会う事もなくなりました。

この事があってから、私は伴奏者には特に気を使うようになりました。コンクールを受けたら、という話も実際は昔からあったものの、一緒に受けるのは音大卒の人で、彼女たちは専属の伴奏者がいるわけですね。彼女たちがいくら「じゃぁ、私の伴奏者に頼めば」と言ってくれても、どうしても、その気には未だになれません。気を使いながら歌うなんて、本番ではできませんから。

人生初のコンクールは、気兼ねせずに、信頼のできる伴奏者を見つけてお願いすることが出来て、やっと受けられます。

天が与え賜いし声には遠くかなわないかもしれませんが、初のコンクール、とにかく楽しんでこようと思っています。とか思っているうちに、あと1カ月切ってしまいました(笑)

 ソプラノ オペラ∩声楽曲


日付:2010年08月19日

15件のコメント

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このブログ(日記)へのコメント

Shigeru Kan-no

伴奏者の取り合いかな?本人がOKしたのなら両方受け持てるのでしょう。大丈夫だと思いますよ。

2010年08月19日 17時19分49秒

シャルル

理屈の上では、伴奏者本人がOKなら問題ないと思いますが、他の方との間にしこりを残すのもいやですよね。
一番割り切れるのは、値は張りますが音楽事務所を通してプロの伴奏者を頼むか(相性もあるから一概には言えないけど)、個人的に公募して何人か会ってみたうえで決定する方法かもしれませんね。

以前は、音楽講師の互助組織的なものがあって、音楽講師や伴奏者を紹介してくれるというものがありました。
私も利用したことがあり、そこで紹介された伴奏者(先生その2)とは、いまでも交流があります。

ベストパートナーが見つかると良いですね。

2010年08月19日 20時12分08秒

Shigeru Kan-no

両方受ける場合、その人は相当良い伴奏者の実力がありますね。安心して任せられるはずです。後は時間がかち合わなければ問題はないでしょう。

2010年08月19日 23時39分48秒

サウル

私は、歌いますが、弾き語りが原則なので、伴奏者探しの苦労したことがありません。
皆さん大変なんですね。

2010年08月20日 04時13分48秒

Shigeru Kan-no

弾き語りのテクニックがあると便利ですよね。

2010年08月20日 04時47分14秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

今でも少し謎ではありますが、恐らくは彼女としては「自分の伴奏者」だと思っていたので、勝手に連絡などを取り合って欲しくなかったのでしょう。(勝手にしたつもりはなくて、住所などは全て彼女から聞いていたのですけれどね)
反対に、伴奏者は、伴奏を受けた段階で、受けた曲の人と直接相談をしたいと思ったのだと思います。
まぁ、数年、もしくは一生のお付き合いになるかもしれないのが伴奏者なので、そういう意味で「横取り」された気分になったのではないかな?と思います。。

2010年08月23日 12時54分21秒

Maria

シャルルさま

そんな組織があったのですね。
知りませんでした。

伴奏者は音大に行っている方なら、だいたい同学年や先輩や後輩、先生の紹介など、困ることはあまりないのだと思います。その中で一番相性の良い人を選べば良いのでしょうね。

今回のコンクールは、先生の紹介というか、先生のお孫さんが習っているヴァイオリン教室の伴奏者で、本来は弦楽器のコンクールなどで結構何度も伴奏を弾いている方なんですね。声楽はあまり、という事でしたが、去年一度歌っているし、先生も直接やりとりしてほしい、というスタンスなので非常に楽です。

折角の楽しい時なので、しこりは残したくないですよね・・・。

2010年08月23日 12時59分11秒

Maria

サウルさま

弾き語りとは、何と素晴らしい!
子供のころにピアノは習ったのですが、残念なことに、本当に才能がなかったらしくてバイエル上下巻を6年かかっても卒業できませんでした。
なので、自宅で譜読みする分には困らないかもしれませんが、両手でしっかり伴奏として弾けるかと聞かれると、絶対に無理、です。。

2010年08月23日 14時08分18秒

Shigeru Kan-no

伴奏の時間帯さえかち合わなければ問題ないと思います。伴奏者も複数やらないと食っていけないのでしょう。裏方の仕事ですが、みんな大変ですよね。

2010年08月23日 16時42分09秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

そんな気もしたのですが、当時は大学生でもあり、彼女と伴奏者は常に一緒にいたのです(笑)伴奏者は現役で入りたてのピアノ科、今まで弾いた事もない歌の伴奏譜を見て青ざめた事でしょう。(傍から見ても超絶な感じの曲がありました。ツェルリーナの「ぶってよマゼット」などなど)
なので、必死に練習して悩んでいる姿を見たりした彼女は、急に取られたと勘違いしたみたいです。それは違う、と伴奏者も言ってくれたのですが、その疑いが晴れることはなかったようですね・・・。
お互いに疑いを持ちつつ一緒に歌う事は難しいし、私はアマチュアで彼女はプロとして歩もうと言うスタンスの違いもあるのでしょうが、一生懸命音大に入った彼女からしたら、私への疑いは「良いところどり」に見えたのかもしれません。と、一人納得させています(笑)

2010年08月25日 11時12分28秒

Shigeru Kan-no

みんなとこまめにコンタクト取ると誤解されないで済みますね。黙っていると関係は自然と悪くなりますね。誰だって良い伴奏者は必要ですからお互いに良くわかってもらうことでしょう。

2010年08月25日 18時12分33秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

そうなんですよね。
ただ、まぁ、かの件は、さんざんコンタクトを取ってからだったので、どうしようもなかったですね・・・。あれ以上、私もコンタクトをとれませんでしたし。
実のところを言えば、もっと腹が立つのは、彼女は自分の伴奏者の連絡先も何も教えたくない!のスタンスだったのですごく私は神経を使ったのに、私の伴奏者は無断で使っていた事です。彼女の伴奏者との事でいざこざする前に、私が休憩でいない時にさっと連絡先を聞いていたらしい。
伴奏者は別に伴奏できればいいという人だったので、私が怒る事でもないのですが。さすがに伴奏者が変だな、と思って言ってくれて判明しましたが、自分がやられて嫌なことは私がやられても嫌だと思わなかったのかなぁ、とモヤモヤしました。

2010年08月30日 14時12分38秒

Shigeru Kan-no

でもピアノ弾く人って無数にいますから、一人じゃなくて複数人もっていると便利ですよ。中には抜群に上手い人がまた出てくるかもしれません。伴奏者を何人持っていても別に禁止じゃないですからね(笑)。音大生のほとんどはピアノを弾く人ですから選択は無数に近くありますね。ちょっとぐらい合わなくとも歌の人にとっては合わせる勉強になります。人それぞれの音楽をしますからそれはそれで反って良いです。

更に進んで合わない人、人間的に難しい人と合わせるのも自分にとってはは試練かな?僕は全部勉強だと思っています。

2010年08月30日 16時42分30秒

Maria

Shigeru Kan-noさま

確かに、伴奏者さんは何人いても助かりますよね。そういう環境が用意されているのが音大なんだと思うんですよね。
そこで出会った伴奏者と歌を作り上げていく、そういう4年間なんだろうとも思います。
まぁ、彼女の場合はたった一言、後連絡でも良いから「そちらの伴奏者さんにも伴奏弾いてもらう」と言ってくれたら、私の中ではスッキリしたのだと思います。まぁ、そう思うあたりに私にもエゴがあったのでしょう。
まぁ、芸術家にそういうコミュニケーションを求めてはならないと思った方が楽かもしれません。彼女は自分に関する人とか物は相当の時間を費やしてお願いとか連絡とかを強要するのですが、どうも他人に関する人とか物に関しては全く無頓着で、結構弱りました。私のレッスンに勝手に乗り込んで自分のレッスンにするとか、平気で連絡なしで大遅刻しても気にしないとか。多分、先生も困ったかも・・・しれないけれど。
そういう意味では、今は他の音大生とか周りの人とうまくやって行けているのは、彼女のおかげでもありますから、感謝はしています。

2010年09月01日 10時15分33秒

Shigeru Kan-no

音大に行かなくともコネのコネでたくさん集まるようです。ある人が都合が悪いときは気軽に別に他の人を紹介してもらうと良いのです。いろいろな伴奏者に当たることは返って良い経験になります。音楽性ももちろん人間的にもみんないろんな癖がありますからね。どんな状況でも上手くあわせてやっていくことが勉強でしょう。

2010年09月01日 18時48分33秒

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