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響板の部品加工

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響板とかいうと、だいぶ楽器っぽい所に来ました。
 
1つはブリッジの仕上げ。これもキットには機械加工されたままの状態で入っているので、穴あけ加工と、サンドペーパーでの仕上げは自分でやる。
この穴開け加工、めちゃめちゃ大変です。S字に曲がった木の上に、弦が等間隔になるようにピンを立てる為の下穴なんですが、だって、曲線の上ですから、穴の間隔は一つも等間隔にならない訳です。図面の上に重ねて印を付けろと書いてあるんですが、だって図面のブリッジのS字と、キットに入ってる現物のS字のカーブ、合ってるのは最初と最後だけで、途中ずれてるし!
先にアクリル板で練習して、それをガイドにして本番!にしたんだけど、これは失敗だったかもしれない。いきなり本番の方が集中力が持続できてよかったかも。
 
響板がらみの部品といえば、響板の裏につけるリブもついでに加工。一見割り箸みたいでいまにも折れそうな棒で、こんなの付けて役に立つのかな?と思うんですがなにしろ響板はさらに薄い厚さ3mmの無垢材!ですからね。加工は良いとして、後の接着作業は難しそうです。
 
あと、残るは響板の寸法合わせですが、何しろ湿度で3mmも寸法が変わるという代物ですから、どういう湿度状態でどれぐらい乾かしたときの寸法でGOするのか。
今更な感もありますが湿度計を買ってきました。
 
響板でもたもたしている間に、本体の底面の塗装を実施。基本オイル仕上げですが、少しシェラックを混ぜてしまって「この混合は失敗したかな」と思ってたやつをもったいないのでここで消化してしまった。一応何回か研磨&オイル塗りをするつもりで2回目からはリンシードオイル+スパイクラベンダー少々で。底板以外も同じ。
スパイクラベンダーは乾燥中の香りの改善の目的の方がメインだったりする。だってリンシードオイルの匂いがこの先何日も部屋の中に漂うことになるのです。いくら換気を良くしても、匂うものは匂う。どうせ匂うなら、ちょっとでも良い香りの方が。
 
スプルース材はオイル仕上げだと仕上がりがあまり奇麗じゃなくて、キットではシェラック仕上げになってるのはなるほどもっともだと思う。うーん・・・悩む・・・

 古楽 チェンバロ


日付:2007年09月18日

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