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鍵盤の微調整の難しさに挫折して1年以上放置状態になっていたクラビコードキットですが、気を取り直して、正月休み頃からぼちぼち作業再開しています。
作業中断前の日記はこちら
http://www.c-music.jp/index.php/blog/detail/i/5105...
見直すと、2007年11月・・・
作業再開してからまず行った作業は、鍵盤に彫刻刀で簡単な装飾を入れる作業、簡単なんだけど、51鍵同じような作業を繰り返す必要があり、1日2〜3本のペースでしか進められません。1日に纏めてたくさんやろうとしても、指が疲れて彫れなくなるし、彫刻等は研ぎなおさないといけないし、で、1月はほぼこの作業だけで終了。
で、今はそれが終わって、イージングのやりなおしと、鉛でバランスを取る作業。19鍵まで完了。まだ半分いってないのか・・・。これが本当に難しいんです。たったの1円玉7枚の重さで、ゆっくり鍵盤が下がるぐらいのバランスに調整しないといけない。しかも、鍵盤の形はぜんぶ違うので、1鍵ずつ、仕込む鉛の量は微妙に変わってくるわけです。 もちろん、数グラムの力でスムーズに動くように、途中で引っかかったりしないように調整しなくてはならない。かといって、うっかり削りすぎてガタがでると、それはそれで良くないわけです。ガタがないように、かつ、引っかかりが無いように。難しい。難しすぎる・・・
古楽 チェンバロ