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タンジェントの取り付けと弦張り

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長いこと放置していたクラビコードの製作をぼちぼち再開しました。前回から約半年ぶり、組み立て開始してからすでに丸2年経過しています。のんびりしすぎ・・・
 
本当は鍵盤のバランスをもう少しやりこんだ方が良いはずなのですが、まぁ、このまま進んでも演奏は可能だろう・・・というレベルに来たので、次に進みました。
 
まず弦を叩き上げる金具となるタンジェント磨き。キットの状態では機械で切断したバリがあるので、サンドペーパーで磨いて綺麗にします。ついでに表面も全体的に磨いて金色になったところで、酸化止めになるものを塗る。私はとりあえず手元にあった油絵用のタブローを塗ってみました。ベタツキが無くなるまで乾くのに数日かかります。シードラックがあれば、こっちの方が乾燥は早かったかも。耐久性がどっちが優れるのかはよくわからない。
 
真鍮の弦は、長尺の針金状になっているので、適宜ちょうどよい長さに切って、端を引っ掛けられるようにねじって加工します。丁寧にゆっくりやれば難しいということはない。
 
次にいよいよ、楽器に弦を張る。これが一苦労。糸巻きは木にあけた穴に金属の丸い棒をねじ込むだけなので、この「ねじ込む」という作業はひたすら力技です。きょうは6本でバテました。金槌で叩き込むという方法もあるたしいけど、住んでいる所が集合住宅でご近所に迷惑なので、基本、金槌はなるべく使わない方向で。
 
弦を2本はるごとに、鍵盤にタンジェントを付けて、音を鳴らしてみて調整。鍵盤へのタンジェントの取り付けは、ドリルで下穴を開けた後、金槌でたたきこむ。これは金槌。しょうがない。ご近所さんうるさくしてごめんなさい。
 
で、鍵盤を所定の位置にセットして・・・
 
おおっ・・・やっと最初の音がでたよ・・・♪

 古楽 チェンバロ


日付:2009年09月07日

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