Shin3さん
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このブログ(日記)へのコメント
いよいよですね!!
「鳴り」はどんなんでしょうね。
楽しみです。
2009年09月20日 15時28分12秒
チッチの父さん:
> 「鳴り」はどんなんでしょうね。
この楽器は「鳴り」を云々いう次元じゃないですねw
強いて言うなら「ピアニシモを楽しむ楽器」です・・・。
どのぐらい鳴らない楽器かは、このあたりを参照してもらえればだいたい同じです。
http://www.youtube.com/watch?v=iDD1x00zI5w
同じ型式の楽器の演奏です。
2009年09月22日 23時44分53秒
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クラビコード製作も大詰め。残りのタンジェントを取り付けて、一応全部音が出るようになりました。赤いダンパーフェルトを綺麗に整えて、だいぶ楽器らしくなった。
とはいうものの、まだまだやり残している作業はあります。
・蓋をつける
・鍵盤やタンジェントの微調整
・ケース表面の仕上げ
今になって思うと、蓋の取り付けや表面の仕上げは弦を張る前にやっておけばよかった。というのは、どうしてもそういう作業中にはホコリが舞うので、そういうのが弦の間の細かいところに入ってしまうと掃除が面倒すぎるから。しょうがないので、作業中はポリ袋をかぶせてなるべくホコリがかぶらないようにしながら作業。
楽器の表面は、2年前に塗ったリノキシンオイルがほぼ固まって、プラスチックっぽい質感になっている。てか、プラスチックが合成樹脂なら、これは天然樹脂?・・・樹脂じゃないけど、まぁ天然でこんなプラスチックみたいな質感になるのは逆にオドロキだ。
しかし、もともとサンドペーパーで磨いて仕上げてあるだけなので、表面にはザラつきがのこっている。それで、これだけプラスチックっぽい質感なら、コンパウンドで磨けばピカピカになるんじゃないか?と思って、とりあえずネームボードを磨いてみた。
おー、いい感じ。やっぱ、艶がないと、楽器っぽくないというか、いかにも素人が作った楽器、っていう感じだったのが、表面に艶がでてくるだけでずっとそれっぽくなる。さらに、オイルで透明感がある中に木目がホログラムのように金色に光りだして、これぞ本物、って感じ。この質感いいわ。
いわゆるバーニッシュ(揮発油)の仕上げだと、仕上がりが早い代わりに、塗装にとてもテクニックが必要だけど、オイル仕上げだとそういうテクニックは必要なく、とても簡単だ。ただし、固まるのにとても時間がかかるので、プロがこれを使っていたんじゃ商売にならないだろうと思う。アマチュアならではの方法ですね。
ネームボードは、はめ込む場所の寸法が弦の張力で微妙に狂ってしまったらしく、以前はスムーズに出し入れできていたのに、きつくて入らなくなっていた。しょうがないので削って寸法を整えるのだが、これがまた大変。オイル仕上げの表面を薄く削ると、中はまだオイルが固まっておらず、ネバネバしているのだ。サンドペーパーをかけようにもあっというまにサンドペーパーの目がネバネバで詰まってしまう。けどしょうがない。やるしかない。
一説には、オイル仕上げというのは中まで完全に固まるまでに、何十年もかかるのだという。実際削ってみて、なるほどと思った。
古楽 チェンバロ