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調律のために鍵盤を触っていると、それだけでもう鍵盤が汚れてきてしまうことに気がついたので、鍵盤へのオイル塗りをここでやっておくことにした。
なんでオイル塗りを後回しにしていたかというと、オイルを塗ると接着できなくなっちゃうんじゃないかという心配をしていたため。黒鍵はまだ両面テープで仮止めしてあるだけなので。
しかしネームボードの寸法合わせなどで解ったことがあり。オイルは意外と表層のごく薄い部分にしか浸透していなくて、ちょっと削ればオイルが染み込んだ層は取れてしまう。なので、オイルを塗っておいても接着に支障ないようにすることはできる!。という訳で、オイル塗りに着手。
オイルは揮発油のように匂いがきつくないし、乾きも遅いので、オイル塗りに難しいことはほとんどないです。強いて言えば、どんどん木材が油を吸い込むので、かなりタップリめに塗るんですが、それが関係ないところに垂れないように気をつける程度。
部屋の中がちょっと油くさくなります。それから、酸素と反応して固まるので、喚起もよくしておかないといけません。なので、真夏や真冬には向かない作業です。今頃がちょうど良い季節だな。
古楽 チェンバロ