Shin3さんのブログ(日記)〜クラシック音楽の総合コミュニティサイト Muse〜

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モーツァルトとラモーの共通点

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モーツァルトのピアノ曲に、ラモーの中全音律がよく合う件に関して、偶然なのか、それとも何らかの因果関係が有るのか、図書館で関係しそうな本を拾い読みした。
 
わかったこと:
・モーツァルト一族は、カトリックで、イエズス会系の教会に通っていた。
・ラモーもカトリックで、イエズス会系。

 
つまり宗教の宗派が一緒だった。活躍した場所は違うが、宗教の宗派が一緒だったならば、同じような宗教音楽に接していたはずだし、オルガンの調律も似たようなものだった可能性が高い。
 
・レ―オポルト・モーツァルトは、製本業を家業とする家に生まれ、その家業を継がずに、実家と絶縁までして音楽家になった。当時の時代背景を考えれば、そうとうにロックな野郎だ。アマデウスは、この親にしてこの子有り、だったわけだ。
 
・音楽について英才教育を受けた訳でも無いレ―オポルトが、音楽家としてそれなりの役職について給料をもらえる立場になれたのは、大変な努力家・勉強家だったことをうかがわせる。
 
・ラモーは1683年生まれ。レ―オポルトは1719年生まれ。36歳差。レ―オポルトがラモーの音楽理論を勉強し、モーツァルトにも教えた可能性は十分ある。当時は音楽理論について書かれた本などというものは、ごく限られていたのだから。

Wikipediaによると:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A8%E...
 
・イエズス会はカトリックだが、宗教改革の時期に設立された修道会だというのはポイントの1つ。
 
・「イエズス会員の精力的な活動によって南ドイツとポーランドのプロテスタンティズムは衰退し、カトリックが再び復興した。」ショパンはカトリックだったといわれるから、イエズス会と何か関係があったかもしれない。が、ざっとググった感じでは、ショパンが洗礼を受けた教会は非常に歴史が古く、色々と歴史に翻弄された経緯が有るようで、話は単純ではなさそうだった。
 
・ショパンが埋葬された墓地は、もともとイエズス会系の管理する墓地だった。
 
・「心臓をポーランドに送る」という行為も、当然宗教的な意味合いがあったはず。としてみると、ここにもイエズス会との関係が見て取れる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%81%96%E5%BF%83

・ショパンを追悼するイベントでモーツァルトが演奏されるのも、両者が同じイエズス会系だからということもあるのかもしれない。

 古楽 チェンバロ


日付:2019年01月22日

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