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今日も図書館へ行って、昨日読み飛ばしていた所を読んだ。
ルーツが教会音楽にある、という下り。
教会の讃美歌の場合、歌うのは一般市民であるから、曲というのはハ長調か、せいぜいト長調、ヘ長調ぐらいまでの物が多い。コラールのような合唱曲であれば、和声重視だから、このような調を古典音律で演奏する事は、好ましい組み合わせだ。
問題は、流行の歌曲を初心者向けにアレンジする場合だ。調性格を意識する作曲家がメロディ重視の曲を書く場合、当時はたいてい、ハ長調から遠い調で書かれる傾向があった。これは古典音律が持つ特性上、やむを得ない話なのだが、バイエルはそれを知っていて、あえて無視したのか、どうなのかという所が気になる。
当時のピアノの調律師なら、いくつかの音律について知識があって、客のさまざまな要望に答えられたはずだが、ここで、もっとも12等分平均律に近いヴェルクマイスターを施したとしても、バイエルやブルグミュラーを練習する客からは「Eの音が低すぎる」とクレームが来たであろうことは想像に難くない。
調律の専門家がピアノ初心者にそんな指摘を受けるなどということがあれば大変屈辱的な話だがしかし、実際問題として、広く普及したバイエルやブルグミュラーの練習のためには、古典音律では具合が悪いこともまた確かなののだ。バイエルやブルグミュラーの練習のためには、あらゆる音律の中で12等分平均律がもっとも「ましな」調律法であるという結論にならざるを得ない。
つまり、バイエルやブルグミュラーが良かれと思ってしたことが、結果的には12等分平均律の普及を後押しすることになったのではないか。
本来なら、そういう初心者のレベルを卒業したあたりで、平均律も同時に卒業するように誘導されるべきだった。(少なくともベートーベンやモーツァルトの演奏のためには。)しかし、最初に身についた音感というのは恐ろしいもので、そのまま誰もが平均律を使い続け、そのうち平均律で作曲されたドビュッシーの曲などが広く知られるようになるに至って、いよいよ後戻りできくなってしまった。
Youtubeでブルグミュラーの演奏例を探していたら、面白い動画を見つけた
https://www.youtube.com/watch?v=0SnFnZX2cEw
ブルグミュラーの25曲を全て演奏しているのだが、私の耳には平均律じゃないように聴こえる。調号の少ない曲をこんな感じで演出できる調律法と言えば、ピタゴラス以外は無いのではないかと思う。電子ピアノなら可能。しかし子供の発表会などで、生ピアノでこういう調律に応じてくれる調律師は存在するのだろうか。
古楽 ピアノ