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最近の電子ピアノの多くには中全音律が入っていますが、実際にそれを使ってみて、それが実用になる音律と思える人はほぼ居ないはずです。「なんだこのへんてこな音律は!?」という第1印象で、「こんなもの使えない」という結論を下して、それっきり、という人がほとんどのはずです。
私も最初はそうでした。
私は最初の音楽体験が小学校の頃の合唱だったので、
ピアノの平均律には違和感がありましたが、
その違和感はピタゴラス音律を使う事でほぼ解決してしまいました。
そこでピタゴラス音律でいろんな曲を演奏してみる、ということをどんどんやって行きました。
そこで気が付いた事は、ピタゴラス音律は第1印象は良いのだけれども、長い曲になると退屈するし、耳が疲れるということです。
まぁだいたい3分が限界ですね。
これに対して、クラシックのピアノ曲では、3分を超える曲は普通の話です。モーツァルトのきらきら星変奏曲では、くりかえしを真面目に指示通り演奏すると、きらきら星の変奏だけで20分も間を持たせなければなりません。
きらきら星変奏曲の最初の主題を演奏するだけなら、ピタゴラス音律はそこそこしっくりきます。しかし、そのまま先へ突き進んでいくと、だんだん「コレジャナイ」感が漂ってきてしまいます。
そこで中全音律できらきら星変奏曲を演奏してみました。最初の主題が、どうにもオンチに聴こえます。普通はそこで、「こんなのありえない」と中断してしまう所です。しかしそこで試しに中全音律で最後まで聞いてみることにしました。
すると、すごく面白いことに気が付きました。きらきら星変奏曲には、途中、ハ短調になる場所が出てきます。ふつう、誰もが、短調ですから悲しげに演出して演奏します。当たり前ですね。
ところが、これが、中全音律だとぜんぜん悲しく聴こえないのです。代わりにどう聴こえるかというと、
まるで「美輪明宏のテーマ」みたいになってしまうのです。
参考画像:美輪明宏 https://00m.in/gnzmh
暑い化粧に派手な衣装、きつい香水の香りを漂わせて物憂げにしているマダムのイメージになってしまうんです。それだけなら「そんなわけないだろw」と笑って済ませる話なんですが・・・
こう解釈すると、アクセントの記号の音が何をしたかったのか、その狙いがじつにしっくり来るんですよね。 平均律で短調=悲しい、というワンパターンな解釈では、まったく理解不能で解釈に困るアクセント記号をどう演奏すべきか、という問題が、じつにあっけなく解決してしまったのです。あのアクセント記号の音は、マダムがおしりを振りながら歩いているイメージと解釈すると、じつにしっくりくるのですw
「実はモーツァルトは、まさにこの効果を狙ったんじゃないのか!?」と、ここで初めてピンときた訳です。
一度そう聞こえ始めると、この短調の変奏は、その解釈しかありえない気がしてくるわけです。
「美輪明宏」を平均律で表現しようとしても、それは無理なんです。中全音律なら、それができてしまうw
古楽 ピアノ